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中国西部の新投資ラウンドでリードする成都

Chengdu High-tech Industrial Development Zone
2014-02-28 19:53 1100

【成都(中国四川省)2014年2月28日PRN=共同JBN】中国西部は中南部都市からの労働集約的な製造業の下請け受注だけしか能力がないのだろうか。中国の成長速度が鈍化するのに従い、国内西部への世界からの投資は縮小するのだろうか。近く開かれるCPC会議や中国人民政治協商会議(CPPCC)で四川省の省都、成都はこれらの質問に回答する。

2月27日、成都ハイテク産業開発区(成都ハイテク区)とシンガポール・四川ハイテクイノベーションパーク(SSCIP)はパートナー5者との公式協力合意の署名式を行った。5者はTencent Holdings Limited、Shenzhen Power Leader Group、Guangdong OPPO Mobile Telecommunications Corporation、Guangxi Conha Group、Shenzhen Chipscreen Biosciences Limitedで、投資総額は67億元である。

中国で最も影響力のあるサイバージャイアント、Tencentは中国全体の同社ビジネスチェーンの南西部本部を確立するため10億元を投資する、と発表した。中国で初めてのAグレード上場インターネットゲーミング企業、ZQはShenzhen Power Leader Groupが保有しているが、SSCIPに投資している。中国の大手モバイル機器メーカーの1つ、Guangdong OPPO Telecommunications Groupは約12億元をSSCIPに投資している。製鋼と輸出ビジネスで1992年から市場をリードしているGuangxi Conha Groupは鉄鋼と電力取引ハブの開発のため20億元を投資している。総合バイオテク大手の1つ、Chipscreen Biosciencesは医薬品の研究開発と本社機能の拠点を確立するために20億元を投資している。これらのプロジェクトは成都のIT、バイオ薬学、流通産業のグローバル市場への参入を加速することになるだろう。

「中国の西部開発運動は進行している」と成都のハイテク区当局者の1人は式典で語った。国内国外からの投資を引き寄せる磁石として存在しながら、中国西部は中国の経済的ヒンターランドとしてその重要性を増していくだろう。例えば成都は製造業で顕著な役割を果たすだけでなく、先端技術の開発で自身の能力を示すだろう。才能と人的資源の豊かさ、リーズナブルな労務コストと生活コスト、卓越した文化とハイテクの基盤などによって成都は世界中からの投資をおどろくほどひきつける。ゴーウエスト運動の推進力については言うにはおよばない。成都は地理的に中心にあり、よく発達した流通システムがあり、開かれた中国大西部市場への扉が開いている」

今日の中国への投資は、実行するかしないかの問題ではなく、どこに何を投資するかの問題になっている。経済改革を目指す国家の決意に伴い、成都と西部地域には膨大な可能性が存在している。

ソース:Chengdu High-tech Industrial Development Zone

ソース: Chengdu High-tech Industrial Development Zone