【ソウル2013年9月30日 PRN】世界最古の仏教経典の1つである高麗(こうらい)八万大蔵経(Tripitaka Koreana)の歴史的価値を評価する文化祝典が27日、韓国南部で始まった。
「2013年大蔵経世界文化祝典」はソウルから354キロ南の慶尚南道陜川郡で11月10日まで45日間の日程で開催される。祝典は八万大蔵経制作から1000周年を記念して開催されている。
八万大蔵経は8万本を超える版木に彫られた仏教の経典で、文字数は5200万字で13世紀に制作された。
これまで発見された仏教典のコレクションで最古の包括的な典籍と考えられており、収納されている海印寺はユネスコの世界遺産に登録されている。
毎年行われている祝典の開会式では地元慶尚南道の洪準杓知事が海外から出席した60人の国際的代表団を含む数百人のゲストに歓迎の意を表明した。
祝典は、2011年に仏典の編さん1000周年を記念して最初に開催されたが、今回は展示の幅も広がり、海印寺の展示ホールでは相互交流イベントも予定されている。
展示ホールは5つあり、それぞれ別のテーマで八万大蔵経に関連したトピックについて歴史的、文化的あるいはエンターテインメントプログラムが提供される。
高さ7.5メートルの磨崖仏(まがいぶつ)が岩に彫られている伽耶山は祝典期間中、初めて一般に開放される。仏像はこれまで厳しく観覧が制限されていた。
磨崖仏は9世紀の新羅時代(紀元前57年から紀元935年まで)に作られたと推定されており、最もよく保存された仏像の1つである。
▽メディア問い合わせ先
Paeng Sunhwa
Tel: +82-55-211-6274
Email: psh0401@korea.kr
ソース:2013 Tripitaka Koreana Festival Organizing Committee