【ソウル2013年9月3日PRN】世界最古の仏教経典籍の一つである高麗(こうらい)八万大蔵経(Tripitaka Koreana)の歴史的価値について討議し、認識を広める国際会議が次週、ソウルで開催される。組織委員会が8月29日、発表した。
(写真 http://www.prnasia.com/sa/2013/08/29/20130829150547596089/html)
組織委によると、「フォーラムは9月3日に開催され、同月から始まる『大蔵経世界文化祝典』の前触れ行事となる。ソウル中心部に所在するプラザ・ホテルで米国、日本、韓国の学者、専門家が一堂に会し、750年前から伝わる仏教経典籍の教義と構成について探求する」。
会議は「2013年大蔵経世界文化祝典」の3週間前に開催されるが、同祝典は9月27日から11月10日まで、歴史的な経典籍の制作を祝ってソウルの南東354キロの慶尚南道陝川郡で挙行される。
高麗八万大蔵経は13世紀に制作された8万本以上の版木に彫られた仏教の経典籍である。これまでに発見された仏教典の最も包括的な集合と考えられており、版木が収納されている海印寺はユネスコの世界文化遺産になっている。
会議での講演者には米カリフォルニア大学バークリー校のルイス・ランカスター教授(東アジア研究)、同大学のロバート・バスウェル教授(中国、朝鮮仏教研究)らが名を連ね、組織委によると、両教授のプレゼンテーションに続いてパネルディスカッションが行われる。
組織委は「写真展と体験・参加イベントが祝典の関連行事として行われる」と述べた。
「大蔵経世界文化祝典」はこの仏教典の編さん1000年記念を祝って2011年に初めて開催された。組織委によると、45日の期間中に約220万人の観光客が訪れた。
組織委は「今年のフェスティバルでは展覧会や体験・参加イベントの催しを拡充する」と語った。5つの展覧会会場はそれぞれ異なるテーマで構成され、大蔵経にまつわる歴史的、文化的、さらには娯楽的なプログラムを提供すると説明している。
慶尚南道の洪準杓知事は「『大蔵経世界文化祝典』は伝統文化のコンテンツと21世紀の文化アイコン資産として関心を集めている。私たちはこのフェスティバルを人類の調和的な出会いと英知と和合による連帯を推進するという目的で準備し、組織していくつもりだ」と語った。
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ソース:2013 Tripitaka Koreana Festival Organizing Committee