【ランカスター(米カリフォルニア州)2022年9月13日PR Newswire=共同通信JBN】
*R. Rex Parris市長が2019年にネットゼロ(カーボンニュートラル)を達成し、米国初の水素都市になった市の取り組みから学んだ教訓を共有
R. Rex Parris ランカスター市長は、東京で開催されたWorld Smart Energy Week(世界スマートエネルギー週間)で世界の経済界・政府リーダーを前に講演した。Parris氏の基調講演は、2019年に達成されたネットゼロエネルギーに到達するための市の初期の取り組みと、米国で最初の水素都市になるための最近の取り組みに焦点を当てた。
Parris氏は基調講演で「2008 年の市長第1期目以来、ランカスター市民のための環境および経済状況の改善を優先してきた。私は地元で利用可能な資源を活用するのに役立つ解決策を探し、わが都市でこれらの解決策を最大限に活用するのに役立つパートナー探しから始めた」と語った。
市長としての 5 期にわたる過程で、Parris氏は環境に優しい企業と技術に20 億ドル以上の投資を呼び込み、ランカスター市を再生可能エネルギーのリーダーに変えた。ランカスター市のビジネス投資家には、電気バスを製造するBYD、集光型太陽エネルギーから水素を生成するHeliogen、古紙を水素にガス化するSGH2、有機廃棄物を再生可能な天然ガスと水素に転換するHitachi Zosen Inova(HZI)などがある。市はまた、独自の公益事業会社Lancaster Energyを設立し、地元の再生可能エネルギーにより低価格で市民がアクセスできるようにした。
Parris氏は「ランカスターの水素へのジャーニーは始まったばかりだ。われわれのパートナーシップ、特に浪江町や日本のビジネス界との協力は、カリフォルニアの砂漠の小さな都市がどのようにして軌道を制御し、砂漠をグリーンなエネルギーの資源に変えることができるかを示している。われわれは水素に確固としてコミットメントし続け、カリフォルニア州、米国、そしてより広範な太平洋にわたり水素が共通の解決策となる日を楽しみにしている」と語った。
Photo - https://mma.prnasia.com/media2/1895093/CA_Lancaster.jpg?p=medium600