【桃園(台湾)2022年1月20日PR Newswire】
Chroma ATE Inc.はEnvironmental Stress Systems, Inc.(ESS)の株式を100%取得した。ESSの主力製品は、-104℃~+175℃対応のサーマルフォースシステム(熱強制システム)。この技術により、Chromaは半導体試験装置における温度制御の専門性を高め、ウエハー市場の極低温から高温までの試験要求に対応することができるようになります。
5G、IoT、IoVなどの新技術を利用して最大1500W冷却技術を開発し、高度なパッケージングプロセスにおけるHPCやAIチップの高出力温度制御が可能となります。
Trend Forceの調査によると、世界の衛星市場は2022年に2950憶ドル規模になる可能性がある。世界の主要国は衛星と5G通信の適用と統合を推進するため、地球低軌道衛星を展開している。宇宙空間の極低温という環境においてチップを正常に機能させることは重要な課題である。
ESSは、宇宙の過酷な環境を再現するために、高出力、極低温冷却を中核にした技術を提供しています。RNA、DNA、ワクチン、医薬品などのバイオメディカル試験用途では、生物・医薬品サンプルの長期保存が求められており、-86℃の極低温冷却室の設計と製造に豊富な経験を持っている。
この技術はバイオメディカル試験の分野における新たなビジネスチャンスをChromaにもたらす。
この買収により、Chromaは航空宇宙、電気自動車・自動運転車、5G、AIoT、バイオメディカル試験装置などの半導体試験アプリケーション市場の更なる拡大と相乗効果から生まれるビジネスチャンスが、将来の成長のための強力な基盤になると期待している。
Chroma ATE Inc.について
Chroma ATE Inc.は1984年、台湾・桃園に設立され、高精度試験と計測機器、自動検査システム、インテリジェント製造システム、試験および自動ターンキーソリューションで世界をリードするサプライヤーで、「Chroma」ブランドネームで世界展開している。欧州、米国、日本、韓国、中国、東南アジアに支社を持ち、高い付加価値サービスを備えた革新的な技術を提供し、世界の顧客ニーズに応えている。
Environmental Stress Systems, Inc.について
1989年、米国・カリフォルニアに設立され、熱プラットフォーム、宇宙シミュレーションサーマルチャンバー、カスケードコンデンサー、液体再循環冷却装置のサプライヤーであり、高出力の極低温冷却技術を提供している。
(日本語リリース:クライアント提供)