文化庁による「CULTURE GATE to JAPAN」プロジェクト
【東京2021年7月6日PR Newswire】2021年7月7日(水)から東京国際クルーズターミナルにて、文化庁による文化発信プロジェクト「CULTURE GATE to JAPAN」の展示を行います。メディア芸術のフィールドで活躍する6組のアーティストによる作品を東京国際クルーズターミナルおよびウェブサイトにて展示、日本の文化の魅力をメディア芸術作品を通じて広く世界へ発信していきます。
〈東京国際クルーズターミナルの開催概要〉
東京国際クルーズターミナルの展示テーマは「Back TOKYO Forth -東京は過去と未来でできている-」。メディア芸術のフィールドで活躍する6組のアーティストが参加し、会場となる東京国際クルーズターミナルに作品を展示します。 コンセプト「Back TOKYO Forth」は 「行ったり来たり」を意味するBack and Forthの中心にTokyoをすえたオリジナルワードです。 現在の社会が直面する課題に対して、過去の文化(Back)と未来への方向性(Forth)との間で思考を巡らせながら、新しいメディア芸術の可能性を東京から世界に向けて発信していきます。 また、ウェブサイト上では、展示に至るまでのリサーチの様子や制作プロセスを伝えるコンテンツ、作品展示を通じて日本文化の魅力を紹介します。
<一般公開>
藤倉麻子 作品名 「ミッドウェイ石」
日本庭園をモチーフとした作品を制作・展示します。
プロフィール:
2018年東京藝術大学大学院メディア映像専攻修了。現代都市における時間と土地の連続から解放され得る景色を蓄積する。3DCGにより生成したイメージ等を用い、映像、インスタレーション、ARなど複合的に表現活動を行う。主な個展に、エマージェンシーズ!035「群生地放送」(NTTコミュニケーションセンター[ICC]、東京、2018年)、グループ展に、「土字旁‧人字邊 Close to Nature, Next to Humanity」、台東美術館、台東、台湾、2020年)などがある。
井口皓太 作品名 「空の時計」
日本の時間感覚をモチーフとした作品を制作・展示します。
プロフィール:
1984年生まれ。2008年武蔵野美術大学基礎デザイン学科在学中に株式会社TYMOTEを設立。2013年クリエイティブアソシエーションCEKAIを設立。 動的なデザインを軸に、モーショングラフィックスから実写映像監督、また、チームビルディング型のクリエイティブディレクションを得意とする。主な受賞歴に2014東京TDC賞、D&AD2015yellow pencil、NY ADC賞2015goldなどがある。京都芸術大学客員教授。
シナスタジアラボfeat. evala (See by Your Ears)
作品名 「シナスタジアX1 - 2.44 <Hazo>」
禅をモチーフとした作品を制作・展示します。
プロフィール:
共感覚(シナスタジア)や感覚複合体験の実験、研究、アーキテクチャーを追求するために設立されたアライアンス型のラボ。2019年、EnhanceとRhizomatiksが2つのスピーカー+44個の振動子を搭載した、音と触覚と光の共感覚体験装置「シナスタジアX1 - 2.44」を共同開発。同年のMAT 2019にて、サウンドアーティストevalaとのコラボレーションによる「シナスタジアX1 – 2.44 feat. evala (See by Your Ears)」を共感覚アート作品として出展。「Back TOKYO Forth」では、再びevala (See by Your Ears)を招聘し、Enhance、Flowplateauxとのコラボレーションによる、新たな共感覚体験空間を提起する。
※作品の体験については、実施時期を調整中です。実施の際にはウェブサイトにてお知らせいたします。
※会場では、作品体験の様子のアーカイブ映像をご覧いただけます。
津田 道子 作品名 「東京仕草」
昭和の暮らしをモチーフとした作品を制作・展示します。
プロフィール:
1980年神奈川県生まれ。映像の特性にもとづいたインスタレーションを制作。東京芸術大学大学院映像研究科で博士号を取得。2019年にACCのグランティとしてニューヨークに滞在。主な展覧会に、2020年「Arts Towada十周年記念 インター+プレイ展 第1期」(十和田市現代美術館、青森)、2019年「あいちトリエンナーレ2019: 情の時代(Taming Y/Our Passion)」(四間道会場 伊藤家住宅、愛知)、「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館、東京)、主な個展に、2020年「Trilogue」(TARO NASU、東京)、2017年「Observing Forest」(Zarya現代美術センター、ウラジオストク)などがある。
上野 千蔵 作品名 「あうん」
盆栽をモチーフとした作品を制作・展示します。
プロフィール:
1982年鹿児島県生まれ。映画、広告、ミュージックビデオを中心に活動。 2011年撮影監督として独立し、映像作家としても活動中。主に広告やミュージックビデオ作品で、世界三大広告賞であるCannes Lions、THE ONE SHOW、Clio Awardsや、D&AD、New York Festivals、 ACC、 文化庁メディア芸術祭などでグランプリ、Gold 、撮影賞を多数受賞。
梅沢英樹 + 佐藤 浩一 作品名 「Structures of Liquidity - 液体性の構造」
港湾都市をモチーフとした作品を制作・展示します。
プロフィール:
梅沢 英樹/1986年群馬県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。環境の中で知覚する前言語的な感覚や、自然現象の複雑性への関心をもとに制作を行う。これまでにパリ、ダブリンなどで開催された展覧会への参加や、ストックホルムの国立電子音楽スタジオEMSにて滞在制作を行う。主な受賞にリュック・フェラーリ国際コンクール/プレスク・リヤン賞 2015。
佐藤 浩一/1990年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。地理学、エコロジー、ジェンダーなどへの関心から、映像と、音や香りなどの非視覚的なメディアを複合的に組み合わせたインスタレーションを制作する。主な個展に、「Crepuscular Gardens / 半開花の庭」(Shiseido Gallery、2018年)など。
<CULTURE GATE to JAPANとは>
CULTURE GATE to JAPANは、文化庁による新たな形の文化発信プロジェクトで、2021年2月から全国7空港と、東京国際クルーズターミナルで順次開始されています。本プロジェクトは、メディア芸術のフィールドで活躍するアーティストやクリエイターが各エリアの文化を題材にしたアート作品を展示し、日本文化の魅力を発信しています。展示場所は、新千歳空港、成田国際空港、東京国際(羽田)空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、那覇空港、東京国際クルーズターミナルです。
いま世界は新型コロナウイルスの影響を受け、新しい文化や人々との出会いが困難な状況になっています。しかし、だからといって芸術と人、文化の交流が途切れてしまうべきではありません。私たちは本プロジェクトを通じて、世界中の人々に、見知らぬ文化と出会う驚きや喜びを提供し続けていきたいと考えています。
主催 :文化庁「空港等におけるメディア芸術日本文化発信事業」
公式ウェブサイト: https://www.culture-gate.jp/
東京国際クルーズターミナルでの展示はこちら: https://cruise-terminal.culture-gate.jp/
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本事業のPR事務局は、株式会社wondertrunk&co.が担っております。
新型コロナウイルスの影響を踏まえ、メディア向けイベント等は実施しませんが、今回の展示に関する取材のご希望やご質問等ございましたら、事務局までお問い合わせをいただけますと幸いです。