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Grifolsが大韓赤十字社に血液検査用のProcleix Pantherを提供、アジアでの献血検査でリーダーシップを拡大

Grifols
2021-06-03 11:00 1952

【バルセロナ(スペイン)2021年6月3日PR Newswire=共同通信JBN】

*KRCの3つのラボ施設に導入される28のシステムで同国の献血の約94%を検査

*最も重要な感染性病原体の潜在的存在を1回の同時検査で検出することで献血の安全性を確保する、高度な核酸検査(NAT)Procleix Ultrio Elite Assayを実施

*Grifolsはこのところ、同地域で極めて安全性の高い輸血事業を拡大、より多くの国々から血液供給の安全性確保を任されている

血漿由来の治療法と革新的な診断ソリューションの開発で世界をリードするGrifols(グリフォルス)(MCE:GRF、MCE:GRF.P、NASDAQ:GRFS)は31日、韓国の血液供給の安全性を確保するため、核酸検査(NAT)技術を活用した業界をリードするProcleix Pantherシステムを大韓赤十字社(KRC)に提供すると発表した。

KRCとの契約に基づき、Grifolsは28のProcleix Pantherシステムを提供、数カ月以内に韓国にある同人道支援組織の3つのラボ施設に設置される。フル稼働時には、主に輸血用に必要とされる国内の献血の約94%を検査することになる。

Procleix Pantherシステムは、信頼性、拡張性、汎用性の高さで知られており、小さな設置面積で高い処理能力を発揮、ラボのワークフローを効率化する。ヒトの血清または血漿から最も重要な感染性病原体の潜在的存在を1回の同時検査で検出することで、血液の安全性が向上するよう考案された高特異性NAT、Procleix Ultrio Elite Assayが特徴である。 

Grifols診断市販部門(Diagnostic Commercial Division)プレジデントのDavid Dew氏は「アジア太平洋地域の国々は、血液供給を守るため、Procleix Pantherシステムの革新的で堅牢かつ効率的な検査機能への依存度を高めている。品質、安全性、最先端技術を兼ね備えたGrifolsは、患者の健康と幸福を増進する上で大きな違いをもたらしている」と語った。

Grifolsは、アジア太平洋地域で輸血の安全性のリーダーとしての地位を着実に高めており、現在、全献血の半分以上、オーストラリア、日本、マレーシア、ニュージーランドでは100%を検査している。

同社は2000年にアジア太平洋地域に初めてプレゼンスを確立して以降、13の子会社を設立、2020年設立のGrifols Koreaは同地域における最も新しい関連会社である。中国は、Grifolsが血漿分画製剤の国内大手Shanghai RAASと戦略的提携を結んでいる国で、Procleix NATソリューションの販売において最も重要な市場の1つである。

▽Procleix Pantherシステムについて

Procleix Pantherシステムは、NAT(核酸検査)ベースの血液検査のあらゆる側面を単一・統合型プラットフォーム上で自動化し、1平方メートル当たり最高の処理能力を発揮できる。バッチ処理の必要がなく、持ち運びの自由度と直感的デザインを兼ね備えており、使いやすい。

▽Procleix NATソリューションについて

現在、Procleixシステムは、世界中で使われている他のどのNAT血液検査製品より多くの献血検査で使用されており、これにはHIV、肝炎ウイルス(A、B、C、E)、ウエストナイルウイルス、SARS-CoV-2(注)、ジカウイルス、デングウイルス、バベシア症などの検査が含まれている。

▽Procleix Ultrio Elite Assayについて

Procleix Ultrio Elite Assayは、磁気ベースのターゲットキャプチャー、転写媒介増幅(TMA)、化学発光を使用して、献血された血液の血清または血漿中のHIV-1、HIV-2、HBV、およびHCVを検出する核酸検査(NAT)である。技術の感度、特異性が高いため、感染の初期段階で標的病原体の検出を行うことができ、ドナーに症状がなく、従来の血清学的検査法では病原体あるいはそれに対する抗体の存在を検出できない場合でも、感染した血液や血液成分が輸血されるのを防ぐのに役立つ。このアッセイは、Grifolsが2012年に欧州連合(EU)市場で発売し、現在、世界中のラボで広く使用されている完全自動化NAT機器Procleix Pantherシステムで使用される。 

▽Grifolsについて

Grifolsは1909年にバルセロナで設立されたグローバルヘルスケア企業で、世界中の人々の健康と福祉の増進に取り組んでいる。バイオサイエンス、診断、病院、バイオサプライの4部門が、100カ国以上で販売されている革新的なソリューションやサービスの開発、製造、販売を行っている。

血漿業界のパイオニアであるGrifolsは、世界中で拡大している献血センターのネットワークを運営している。集めた血漿を必須医薬品に変え、慢性、希少、時には命にかかわる症状を治療している。輸血医学のリーダーとして認められているGrifolsは、献血から輸血までの安全性を高めるよう考案されたソリューションの包括的ポートフォリオも提供している。同社はさらに、病院、薬局、医療専門家が専門的医療を効率的に提供できるようにするツール、情報、サービスの提供も行っている。

30を超える国と地域に約2万4000人の従業員を擁するGrifolsは、継続的なイノベーション、品質、安全性、倫理的リーダーシップの基準となる持続可能なビジネスモデルを目指している。

2020年、Grifolsの中核事業国における経済的インパクトは75億ユーロだった。同社は、間接的、誘発的なものを含め14万人の雇用も創出した。

同社のクラスA株式は、スペイン証券取引所に上場されており、Ibex-35(MCE:GRF)採用銘柄である。Grifolsの議決権のないクラスB株式は、Mercado Continuo(MCE:GRF.P)およびADR経由で米国NASDAQ(NASDAQ:GRFS)に上場されている。

詳細については、www.grifols.com を参照。

(注)開発中。性能特性は未確立。 

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ソース: Grifols
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