北京、2025年12月15日 /PRNewswire/ -- グローバルなM&A拠点の構築が加速する中、中国東部のビジネスの中枢である上海でこのほど、M&A業界関係者が一堂に会する盛大なイベントが開催されました。
上海が上場企業のM&A支援に向けた3カ年行動計画を発表してからちょうど1年を迎えたタイミングで開幕した「2025年M&A金融会議(2025 Mergers and Acquisitions Finance Conference)」では、同地域のM&Aが質量ともに向上している実態が明らかになりました。
会議で初めて発表された「中国M&A総合指数(China M&A Composite Index)(2025)」によると、2024年10月から2025年9月までの中国全体のM&A取引件数の約45%を、上海をはじめとする長江デルタ地域が占めました。
金額ベースでは、同地域のM&A取引は全国合計の約60%を占め、上海、江蘇省、浙江省、安徽省が位置する長江デルタ地域がM&A市場の主要な成長エンジンの1つとなっています。
こうした状況を受け、Shanghai Pudong Development Bank(SPD Bank)、China Pacific Insurance(Group)Co., Ltd.、Guotai Haitong Securitiesは、M&A市場におけるより大きなチャンスを捉えるため、会議中にM&Aアライアンスを発足させました。
イベントにおいて、同連合は行動計画を発表し、2025年から2027年にかけて全国で1兆2,000億元以上、上海で4,000億元以上のM&A取引を促進し、顧客数を1,200社以上に拡大することを誓約しました。
会議の共催者でもあるSPD Bankは、中国におけるM&Aファイナンスの先駆的金融機関の1つです。年初来のM&A融資額は1,000億元を突破し、未返済融資残高は2,400億元以上に達しており、同銀行はM&A資金調達を求める企業にとって第一の選択肢となることを目指しています。
Xinhua News Agency Shanghai BureauとChina Economic Information Service Shanghai Headquartersが主催した本会議は、M&A融資市場の活性化をさらに推進し、上海国際金融センターの構築を強化することを目的としていました。
資本市場と株式取引所のデータを集約した前述の「中国M&A総合指数(China M&A Composite Index)」は、関連活動、規模、効率性、環境、効果性から業界の最新動向を示すことで、中国における新たなM&A市場の指標となることを目指しています。
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