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TRACEが2020年版Bribery Risk Matrixをリリース

TRACE
2020-11-19 21:00 1714

【アナポリス(米メリーランド州)2020年11月19日PR Newswire=共同通信JBN】贈収賄(ブライバリー)防止、優れたガバナンス、コンプライアンスを専門とする世界的に認められたビジネス団体であるTRACE(https://www.traceinternational.org/ )は、194の法域でビジネス贈収賄リスクを測定する2020年版TRACE Bribery Risk Matrix(https://www.traceinternational.org/trace-matrix )をリリースした。今年のデータによると、北朝鮮、トルクメニスタン、南スーダン、ベネズエラ、エリトリアが商業的贈収賄リスクが最も高く、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、ニュージーランドが最も低いことが示された。

▽その他の注目すべき知見

  • 米国は2019年以降、15位から23位へランクが8つ下がり、上位20位から外れた。
  • 南米は平均して2019年以降著しく改善したが、より広い中南米(ラテンアメリカ)地域ではほとんど変化がなかった。
  • 中国は、官僚制度の合理化(簡素化)継続により、公務員による賄賂要求の機会を減らすのに資する可能性がある。
  • ソマリアは2017年から2019年まで維持していた最下位を脱出、今回は194カ国中187位にランクされた。

TRACE Matrixは、世界中の贈収賄リスクに関するより信頼性の高い情報を求めるビジネスコミュニティーのニーズに応えるために2014年に初めて発行され、特定の法域で事業を行う際に賄賂の要求に直面する可能性に対処する。今年のエディションには、TRACE Matrixが最新の利用可能な情報に基づいていることを保証するためにデータポイントの選択更新が含まれている。

Unileverの腐敗防止担当グローバルゼネラルカウンセルのGonzalo Guzman氏は「TRACE Matrixは、ビジネスを考慮して設計されており、汚職の一般的な認識を示すだけにとどまらず、規制の変革、透明性の向上、公共の近代化、および市民社会の強化を通じて汚職が発生しないようにする各国の取り組みをも反映した複数の関連データソースを集約している。われわれは、TRACEがこのツールを無料で公開、利用可能にするために行っている努力を称賛し、評価しており、当社のグローバルリスク評価のための外部(社外)カントリーリスクソースとして引き続き使用することを楽しみにしている」と述べた。

TRACEのAlexandra Wrage社長は「効果的なコンプライアンス・プログラムは、企業が現場で遭遇する特定のリスクに対処できるよう調整しなければならない。TRACE Matrixは、コンプライアンスチームがリスク評価の重要な要素である地理的差異に基づいて贈収賄リスクを軽減する方法に関し、十分な情報を得た上での決定を下すのを支援する」と述べた。

TRACE Matrixは、商業的贈収賄の横行を可能にする以下のような条件に付いて企業が検討するのに役立つ。すなわち(1)政府の民間部門との相互作用との性質と範囲(2)贈収賄に対する社会の態度と贈収賄防止法規を執行する政府の能力(3)政府の透明性(4)腐敗汚職を監視し、暴露する市民社会の能力-である。

TRACE Matrixは、TRACEinternational.org/trace-matrix(https://www.traceinternational.org/trace-matrix )で公開されている。

Matrix Data Browserにhttps://matrixbrowser.traceinternational.org/ )でアクセスを。

TRACE Matrixに関する90秒ビデオは、以下を参照。

https://www.youtube.com/watch?v=j9qjiKlmdKQ&feature=youtu.be

▽TRACEについて

TRACEは、贈収賄防止、コンプライアンス、優れたガバナンスを専門とする世界的に認められているビジネス団体であり、費用分担方式のサードパーティー・リスク管理ソリューションのプロバイダーである。メンバーと顧客には世界中にある500社を超える多国籍企業が含まれている。TRACEは米国に本社を構え、カナダに登録しており、5大陸にプレゼンスを有する。詳細はwww.TRACEinternational.org を参照。

ソース: TRACE