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CATLとVWCOが世界の商用車の電動化加速で連携

CATL
2019-10-15 14:43 3050

【サンパウロ2019年10月15日PR Newswire=共同通信JBN】Contemporary Amperex Technology Co. Limited(CATL)(300750.SZ)とラテンアメリカにおけるトラックとバスの最大手メーカーの1つ、Volkswagen Caminhoes e Onibus(VWCO)は、長期戦略的協力契約を締結した。CATLは、バッテリーの開発、製造、リサイクル、二次使用など、VWCOの電動化のための包括的バッテリーソリューションを提供していく。契約によれば、パートナーシップはVWCOの電気自動車シリーズで、ラテンアメリカ初の100%電気駆動の小型トラックであるe-Deliveryから開始される。CATLの標準LFP(リン酸鉄リチウム)バッテリーパックを搭載したe-Deliveryの11トン、14トンモデルが、間もなく2020年にグローバル市場に投入される。

Left: CATL Founder and CEO Dr. Robin Zeng; Right: VWCO President and CEO Antonio Roberto Cortes
Left: CATL Founder and CEO Dr. Robin Zeng; Right: VWCO President and CEO Antonio Roberto Cortes

 

VWCO’s e-Delivery truck with CATL battery inside
VWCO’s e-Delivery truck with CATL battery inside

▽並外れたLFPとCTPの採用 - CATL最新の標準CV製品

協力の成果である電動トラックは、商用車専用に設計されたCATLの標準バッテリーパックの最新モデルが使用される。同製品は、並外れた長いサイクル寿命と最大800℃の高い熱暴走温度を特徴とするLFP化学システムを使用しており、安全性と信頼性において卓越した性能を発揮する。CATLのバッテリー製品は、外部火災、振動、クラッシュ、その他の危険な状況といった300以上のテスト項目で検証されており、このバッテリーパックは最後まで使用することを想定したシミュレーションで各国内基準を満たし、さまざまな現実的アプリケーションシナリオの要件に合致し、IP68レベルの防水/防塵機能が備わっていることが確認されている。

この全く新しい製品は、70以上のコア特許を含む最先端のCell-to-Pack(CTP)テクノロジーを採用することにより、従来のモジュール部品を取り外して統合効率を75%から90%に高め、最終的に160Wh/kgという高いシステムエネルギー密度を達成した。さらに、ブラジルの高温多湿の環境に適合するよう、バッテリーパックには冷却プレートが組み込まれている。高いシステムエネルギー密度、低コスト、長いサイクル寿命、より高い効率性というメリットのあるCATLのバッテリーを使用したe-Deliveryは、総所有コスト(TCO)を削減し、消費者により優れたユーザー体験を提供できる。

▽国際提携はCVの電動化を共に促進

このパートナーシップは、VWCOと選ばれたサプライヤーが提携し、商用車(CV)部門での電気技術へのアクセスを促す、先駆的なe-Consortiumの一環でもある。この提携でVWCOやその他のパートナーと協力することにより、CATLは唯一のリチウムイオン電池サプライヤーとして、電気モビリティー(eモビリティー)エコシステムを共に構築するための先進的かつ信頼性の高いバッテリーソリューションを提供する。

CATLの周佳社長は「当社は、強力な技術的地位とグローバルプレゼンスを常に活用し、eモビリティーに高効率で信頼性の高いバッテリーソリューションを提供している。当社は、乗用車分野での成功を超えて、成功体験と専門知識を電動トラックにも拡大し続けている。VWCOと協力し、e-Consortiumに参加することは、持続可能な開発をグローバルに進めていくという共通のコミットメント実現のための重要な要素だ」と語った。

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20191014/2609557-1-a?lang=0
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ソース:CATL

ソース: CATL