【上海2018年9月4日PR Newswire=共同通信JBN】世界中から集まった最も才能のあるバイオリニスト27人による3週間、36時間以上にわたる演奏を経て、第2回上海アイザック・スターン国際バイオリンコンクール(Shanghai Isaac Stern International Violin Competition、SISIVC)は以下の受賞者(敬称略)を発表した。
1位:ナンシー・ジョウ(Nancy Zhou、米国)-10万ドルおよび一流オーケストラとの演奏契約
2位:オルガ・シュロウブコバ(Olga Sroubkova、チェコ共和国)-5万ドル
3位:ディアナ・ティシュチェンコ(Diana Tishchenko、ウクライナ)-2万5000ドル
4位:ジャー・イ・チェン(Jia Yi Chen、中国)-5000ドル
5位:チャン・ユアン・ティン(Chang Yuan Ting、カナダ)-5000ドル
6位:ユン・タン(Yun Tang、中国)-5000ドル
▽人道的なリーダーシップと中国作品演奏に対する特別賞
アイザック・スターン・ヒューマンスピリット賞は「音楽という媒体を通してわれわれのヒューマニティーの理解への多大な貢献」を称えてカイハン・カルホール(Kayhan Kalhor)氏およびXiaoshuijing Miao Farmers Choirに授与された。この受賞者はコンクール組織委員会のロン・ユー委員長、ヨーヨー・マ氏および、スターン家のメンバーが選定した。両者には1万米ドルが贈られた。
CPIC Award:陳其鋼氏の「La joie de la souffrance」を演奏したオルガ・シュロウブコバさんが最優秀中国作品演奏賞を受賞、賞金1万米ドルを獲得した。
▽厳格な課題曲と採点の透明性
ファイナルラウンドでは、6名の女性がそれぞれマイケル・スターン氏の指揮で上海交響楽団(Shanghai Symphony Orchestra)と共に2つの協奏曲、陳其鋼氏による新しい中国曲と標準曲の一覧から選ばれた1曲を演奏した。それ以前のラウンドでは、出場者はモーツァルトの協奏曲に独自のカデンツァを創作し、上海クァルテットと共に室内楽を演奏し、7つのソロ曲を披露した。ファイナルラウンドは中国のテレビで放送され、世界的にライブストリーミング配信された。オンラインではSISIVC YouTubeチャンネルで演奏を視聴できる。審査委員会の全採点が公開された。詳細はhttp://www.shcompetition.com/en を参照。
▽上海アイザック・スターン国際バイオリンコンクール(SISIVC)について
今年で2回目となる隔年のSISIVC、上海初の世界に通用するバイオリンコンクールは、中国の上海で2018年8月10日から9月1日まで開催された。このコンクールは、若い世代の音楽家にインスピレーションとモチベーションを与える巨匠スターンの音楽魂を称えて、アイザック・スターン氏にちなんで名付けられた。大賞の10万米ドル、著名なアーティストや教育者で成る審査員、独自の演奏プロセスと併せて、当コンクールは、世界中に広範なリソースを持つ上海交響楽団のプラットフォームを活用する。