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来年8月に第2回上海アイザック・スターン国際バイオリンコンクールを開催

Shanghai Symphony Orchestra
2017-09-11 17:48 2406

【上海2017年9月11日PR Newswire=共同通信JBN】コンクール組織委員会はこのほど、記者会見を開き、第2回Shanghai Isaac Stern International Violin Competition(上海アイザック・スターン国際バイオリンコンクール)が2018年8月8日から9月1日まで上海で開催され、エントリー受け付けを直ちに開始すると発表した。

上海アイザック・スターン国際バイオリンコンクール
上海アイザック・スターン国際バイオリンコンクール

▽総合的評価のために審査団を拡大

指揮者のデービッド・スターン氏とベラ・ツー・ウェーリン教授が共同委員長を務める審査委員会は、著名な教育者、バイオリン奏者、業界リーダーをそろえている。

審査委員会のメンバーは、ベラ・ツー・ウェーリン氏、中国バイオリン先駆者のリナ・ユー、シキン・ルー両氏、著名バイオリニストのマキシム・ベンゲーロフ、オーギュスタン・デュメイ両氏、名高い教育者のザハール・ブロン、ドラ・シュバルツベルク、ダニエル・ハイフェッツ各氏、弦楽四重奏団を創設したウェイガン・リ、フィリップ・セッツアー両氏、世界の大手交響楽団のコンサートマスターであるグレン・ディクテロウ、スレーテン・クルスティチ両氏、著名指揮者のデービッド・スターン氏、業界のベテランであるマーティン・キャンベルホワイト、エマヌエル・オノレ両氏である。

▽妙技以上

レパートリーの難度は前回のコンクールで最も討議されたテーマで、出場者は最長4時間ものレパートリーを準備した。国際コンクールではほとんど類を見ない厳しい課題である。

第2回のレパートリーは単なる演奏者の技術ではなく、音楽精神の理解により多くの重点を置き、彼らが「ソリスト」から「ミュージシャン」に進化するよう奨励する。セミファイナルはそれでも、3部門から成る室内楽ラウンドが設定されており、それは、出場者が第1バイオリンとして上海クァルテットのイーウェン・ジャン、ホンガン・リ、ニコラス・ツァバラス各氏とともに演奏する弦楽四重奏曲、ソナタとクライスラーの曲、自作の即興カデンツァによるモーツァルトの協奏曲である。ファイナルラウンドはコンクールでは伝統的な協奏曲に加え、難度を増すために中国の曲も含まれる。

▽新中国作品の共同委託

第1回コンクールの課題曲である「バタフライラバーズ」協奏曲は、各国の若いバイオリニストが中国音楽、中国文化を知ることを可能にした。

2018年のコンクールにおける中国曲の特別プランは、上海交響楽団が北京音楽祭、メルボルン交響楽団、トゥールーズ・キャピトル管弦楽団、ニュージャージー交響楽団と協力し、中国の著名作曲家、陳其鋼氏の新バイオリン協奏曲「La Joie de la Souffrance」を共演することである。

この中国曲部門創設コンセプトの具体化は、中国文化が世界の他の国々と交流するより効果的な手法である。

▽コンクールからプロフェッションへ

コンクールは優勝者に10万米ドルの高額賞金を授与するほか「ソリスト」が「ミュージシャン」になるのに役立つよう大きな努力を払う。第1回コンクールでは、上海交響楽団、中国フィルハーモニー管弦楽団、広州交響楽団、メルボルン交響楽団、シドニー交響楽団と提携してプロフェッショナリズムに道を開き、勝者が芸術上の夢を持つよう後押しした。

前回コンクールを受け、一部の勝者は上海に戻り、上海交響楽団と共演した。さらに広州交響楽団、シドニー交響楽団、メルボルン交響楽団、北京音楽祭などは勝者に演奏の機会を申し出た。

▽チャンス拡大のためにエントリー最低年齢を引き下げ

コンクールはもっと多くの若い才能を引き付けるため、年齢制限を18-32歳から16-32歳に拡大した。3大音楽コンクール、すなわち、チャイコフスキー国際コンクール、ヘンリク・ビエニャフスキ国際バイオリンコンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールで1位、2位、3位に入った応募者は、DVD提出による予備選考を免除される。また、コンクールのパブリックラウンド出場が認められた者には旅費が還付され、宿泊が無料で提供される。

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20170911/1937228-1

ソース: Shanghai Symphony Orchestra