【ミュンヘン2018年5月7日PR Newswire=共同通信JBN】
*オスラムが面発光レーザー(VCSEL)専門企業のVixarを買収して、光学的識別技術の専門知識に追加
*VCSEL技術は3D顔認証などセキュリティーアプリに利用
オスラム(Osram)は米国のVixar Incを買収して、半導体ベース光学的セキュリティー技術の専門知識を増強した。すでに赤外線LEDや赤外線レーザーダイオードの技術リーダーであるオスラムは、VCSEL 分野におけるVixarの専門能力を加えたあと、技術的な専門知識で特異な広がりと製品ポートフォリオ増強を獲得する。VCSELは現在、主にモバイル機器の識別アプリケーションとして知られているが、ジェスチャーの認識や、医療、産業、自動車アプリの遠隔測定にも使用されている。VixarはVCSEL業界の草分けが創設した。彼らは1990年代末にVCSELをデータ通信市場に初めてもたらし、最近では2005年にVixarを創設し、センサーアプリを追求している。米ミネソタ州プリマスに本社を置くVixarの従業員約20人は買収を受けてオスラムに異動する。Vixarは業務、純損益の両レベルで利益を上げている。買収交渉の各当事者は財務の詳細を公表しないことで合意している。買収手続きはこの夏完了する見通しである。
オスラムのオラフ・ベルリーン最高経営責任者(CEO)は「Vixar買収はとりわけ急成長しているセキュリティー技術市場で、当社の専門知識を増強する」と語った。オスラムは赤外線光学半導体の技術リーダーであり、すでに指紋センサー、虹彩スキャナー、2D顔認証の光源発売に成功している。取得する機能は、超小型3D顔認証などより高度なセキュリティー技術に道を開く。このような技術はスマートフォンやその他の家電機器の開錠に加え、安全性の高い業界のアクセス制御にも使用可能である。
VCSEL技術が3D環境データを捉える方法は、ジェスチャー認識、拡張現実(AR)、ロボット工学から自動運転の近接センサーに至るあらゆるものに応用されている。VCSELは「vertical cavity surface emitting laser」を表しており、半導体チップ表面の垂直に光が放射される特殊型のレーザーダイオードである。Vixarはファブレス半導体企業で、オプトエレクトロニクス市場にサービスを提供するマーチャントファウンドリーで構成する大規模なサプライチェーンを生み出した。オスラムの底深く幅広い半導体経験は、急成長するVCSEL市場向けの製造能力をさらに強化する。
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▽オスラム(OSRAM)について
ドイツのミュンヘンに本社を置くオスラムは、110年以上の歴史を持つ世界的な大手ハイテク企業である。主に半導体ベースの技術に特化し、その製品は仮想現実(VR)から車の自動運転、携帯電話からビルや都市空間におけるスマート照明・接続照明ソリューションに至るまで多岐にわたるアプリケーションに使用されている。オスラムは光の限りない可能性を個人、コミュニティーの生活の質向上に利用する。オスラムのイノベーションによって、世界の人々はよく見えるだけでなく、通信、旅行、仕事、生活も向上する。オスラムは2017会計年度末(9月30日)時点で世界に約2万6400人の従業員を擁し、41億ユーロ以上の収益を上げた。オスラムはフランクフルトおよびミュンヘンの証券取引所に上場している(ISIN: DE000LED4000; WKN: LED400; 銘柄コードOSR)。詳しくはウェブサイト www.osram.com を参照。
ソース:Osram