【常州(中国)2017年9月4日PR Newswire=共同通信JBN】中国の常州国家ハイテク産業開発区(Changzhou National Hi-Tech District)に本社を置く家畜ワクチンメーカー、Changzhou Tongtai Biological Pharmaceutical Technology Co., Ltd.はこのほど、投資家と1億2000万人民元(約1800万米ドル)の投資計画に合意した。同社は、中国農業省が初めて認可した不活性化狂犬病ワクチンを独自開発した。今年5月には北京の店頭取引市場、第3市場への上場を完了した。年額10億元(約1億5000万ドル)を加える融資完了を受け、年内に第II相・生ワクチン施設に着工する見通しである。
この開発区は、国家レベルのハイテク産業開発区として中国で最も古いものの1つで、2016年に総生産額1155億元(約173億ドル)を記録した。同開発区は外国投資企業の3分の1、中国・常州ハイテク企業の3分の1の本拠地として、一連のインセンティブによって在留企業の資本市場参入を支援している。今年初めには20項目以上の新政策を発表し、企業の株式合資会社移行、新規株式公開(IPO)を奨励、第3市場上場と資本化イニシアチブの管理を支援している。同開発区は、第3市場上場、M&A活動、企業の構造改革と求人に関連する融資をカバーするインセンティブ政策を追加した。IPOや第3市場上場を果たした企業に対する融資インセンティブを100万元(約15万ドル)に増やし、このうち50万元(約7万5000ドル)を経営陣の報酬に充てている。
今年最初の7カ月で、開発区内の6社は株式再編を終え、株式合資会社2社が加わった。現在まで、在留企業46社が第3市場に上場したが、これは常州全体の3分の1を超えている。
開発区の数社はIPOを実施し、4社が申請して、5社が株式公開準備段階にあり、8社がその意向を表明した。8月17日、Changzhou Youon Public Bicycle System Co., Ltd.が上海証券市場への上場を果たした。
同開発区は現在、11社が大手市場に、46社が第3市場に上場している。今年の目標は36社の株式再編完了、4社のIPO申請、18社の第3市場上場である。