【常州(中国)2017年5月2日PR Newswire=共同通信JBN】ドイツの複合企業体であるティッセンクルップ(ThyssenKrupp AG)は最近、中国の常州国家ハイテク産業開発区(Changzhou National Hi-Tech District、CND)に2つの新しい製造施設を開設したと発表した。中国の自動車部品メーカーFawer Automotive Parts Limitedとのジョイントベンチャーで、同社の第3段階のカムシャフト生産施設である。これは先のThyssenKrupp Engine Systems(Changzhou)Co., LtdとThyssenKrupp Steering System(Changzhou)設立に続くもので、ティッセンクルップとCNDの新たなパートナーシップを強固にするものだ。
ThyssenKrupp Presta Steering Chinaのチェン・ミン・アジア太平洋担当最高執行責任者(APAC COO)は、「CNDの既存の施設における肯定的な体験を背景に、われわれは2つの新施設の場所としてCNDを選んだ。既存の2施設は操業の開始から安定し、着実に成長している」と述べた。
過去数年間、ティッセンクルップは中国の産業変革の最前線にあり続けるため、多国籍企業としての努力の一環として自動車部品とエレベーター事業におけるハイテクと高付加価値に注力している。ティッセンクルップは2012年10月に組み立て自動車カムシャフトメーカーのThyssenKrupp Engine Systems(Changzhou)Co., Ltd,を設立、2015年5月には同社への総投資額を7100万ユーロに増額した。さらにティッセンクルップは2015年に電動パワーステアリング・システムのメーカーであるThyssenKrupp Steering System(Changzhou)を設立し、2016年の追加投資により同社の規模を拡大した。
ThyssenKrupp Engine Systems(Changzhou)はアジアにおいてグループ最大のカムシャフト製造施設になる。ThyssenKrupp Engine Systems(Changzhou)のグ・ルイアン・ゼネラルマネジャーは「ティッセンクルップがその常州の関連会社に追加投資したのは、中国の自動車マーケットからの増大するニーズと顧客、注文両方の増加のためだけでなく、常州の魅力的な投資環境と会社の力強い成長の道筋を考慮してのことである」と説明した。
2016年10月、常州市党委員会のメンバーでCND党労働委員会書記であるゾウ・ビン氏が率いるCND経済通商代表団はティッセンクルップ本社を訪問した。ティッセンクルップは複数の産業プロジェクトを1つのグループにまとめるため、CND内に産業パークを建設することを検討している。
ソース:The Public Promotion Department of Changzhou Xinbei District Commission of CCP