常州市(中国), 2015年1月28日 【PRN】ThyssenKrupp (China)(ティッセンクルップ・チャイナ)は2015年1月19日、中国東部の江蘇省にある常州国家ハイテク産業開発区(CND)に電動パワーステアリング・システム工場を建設するため7500万ユーロ(約8500万米ドル)を追加投資した。同工場は2016年に生産に入る予定。常州市は現在、約200社の自動車産業分野の関連企業が拠点を置いている。
ティッセンクルップはCNDにあるエンジン・プラント、ThyssenKrupp Engine Systems (Changzhou)が傑出した業績を上げたため、追加投資として3033万ユーロ(約3420万米ドル)を決定している。同プラントは初期投資額3800万ユーロ(約4290万米ドル)で操業を開始した。今回プロジェクトの第2段階として建設される工場は、カムシャフトシリンダー・ヘッド・モジュールを生産する。
ドイツ産業界の巨人で世界のトップ500社に入っているThyssenKrupp AGの会長、ハインリヒ・ヒージンガー博士は「常州市当局とCNDは共に、この地区に工場を建設するという当社の決定に続いて極めて明確かつ透明性のある政策を実施するにあたり彼らのプロ精神を証明した」と語った。
CNDは1992年11月9日に設立され、常州市で最もダイナミックな経済成長を遂げており、常州市と外の世界を結ぶ主要な窓口になっている。CNDは設立以来、輸出志向の経済モデルにコミットしている。CNDは2014年、国際市場の複雑な展開にもかかわらず日本、ドイツ、米国を含む一連の国々と産業促進会議を持ち、各国代表との会談で自動車、自動車部品、ヘルスケア、新素材、航空機分野などから投資を招請するのに大きな業績を上げた。
CND商務部ディレクターのチョウ・リジュン氏は「外国からの投資をさらに引きつけるためには、単に外国人投資家に快適を提供するだけでなく、彼らに効果的、専門的、かつ国際的サービスを提供できるわれわれの能力を示す必要がある。CNDへの外国からの投資に関する協議に入る前に、われわれは投資家が実際に必要としていることを分析し、投資家が最も関心を持っている事実に関する情報を収集する。投資家はわれわれがプレゼンテーションで示す情報に驚いていた」とのべた。