ソウル(韓国), 2014年9月23日 【PRN】韓国政府当局者は18日、韓国で今月末に始まる国連の環境に関する条約会議について、環境に配慮した資材を使用した会議場を建設することによって環境にやさしい会議にするために全力を尽くすと語った。
第12回生物多様性条約締約国会合(COP12)は9月29日から10月17日まで、世界194カ国の代表が集まりソウルの南東約180キロにある平昌のアルペンシアリゾートで開催される。
生物の多様性に関する条約(生物多様性条約、CBD)は遺伝資源、種、エコシステムを含む生物多様性の全側面に関する多国間条約である。これは気候変動枠組み条約、砂漠化対処条約と共に環境保護を目的とする国連条約のひとつ。
韓国環境省は、新会議場建設資材の95%が使用済みもしくは再生製品であると語っている。
同省はまた会場を造営するに当たって廃棄物を最少化するためIT技術を導入する。
同省はさらに、会議場周辺に再利用可能な組み立て式のモバイル・ラボを9棟設置する予定。
節電照明システムは、電力消費と二酸化炭素排出を抑えることになる。
環境省によると、紙の使用を50%以上削減できるよう大型デジタル情報ディスプレーが複数、会場周囲に設置され、オンラインで連絡事項を提供する予定。
会期中は計16台の4人乗り、8人乗りの電気自動車が運行される。
環境省は使い捨て製品の消費を減らすため、飲料用水設備を設置するので参加者に不必要なペットボトルを持ち込まないよう呼びかけている。
同省は、温室ガスと輸送コストを削減し、温室ガス削減の募金を行うため地元産の食品を提供する計画である。募金は会議後関連機関に贈られる。
タスクフォース・チーム事務局長のキム・サンフン氏は「われわれは、(会議を準備するにあたり)環境を重視するのが現在の大規模な国際会議のトレンドだと考えた」と語っている。
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