*2024年の国際アラビアヒョウの日のハイライトはキャンペーン映画と、オンラインプラットフォームのRobloxとDecentralandでの没入型ゲーム体験の開始
*「Leap of Hope」キャンペーンは、野生で獲物を捕まえるアラビアヒョウの運動能力を象徴、「Leap」はヒョウ属の集合名詞でもある
【アルウラ(サウジアラビア), 2024年2月10日 PR Newswire=共同通信JBN】国連の初の「国際アラビアヒョウの日(International Day of the Arabian Leopard)」宣言を受け、アルウラ王立委員会(RCU)は2月10日、絶滅を危惧されるアラビアヒョウを保護する長期的使命を物理世界から仮想世界へと拡大し続けています。
RCUの新しい「Leap of Hope」キャンペーンの一環として、アラビアヒョウを保護するための年次行動喚起の今年の国際版には、オンラインプラットフォームのRoblox(ロブロックス)と Decentraland(ディセントラランド)でのゲーム体験「Quest for Hope」の開始が含まれています。
アラビアヒョウの運動能力と野生で獲物を捕らえる能力にちなんで「Leap of Hope(希望の跳躍)」と名付けられた今年のキャンペーンは、野生の個体数を増やす差し迫った必要性も強調しています。「Leap」はヒョウ属の集合名詞です。
「Leap of Hope」キャンペーンは10日に始まり、北京、ロンドン、ニューヨーク、パリなどの都市に人目を引く大型掲示板を設置してその大胆な野心を示し、サウジアラビア北西部の広大な地域であるアルウラを文化・自然遺産の世界有数の観光地として総合的に再生するRCUの目標も強調します。
アルウラ自体では、RCUとCatmosphereが主催する国際アラビアヒョウの日のCommunity Catwalkイベントで、シャランのCatwalk Trail(キャットウォークトレイル)の最長7キロのルートをたどりながら一般の人々が自然とつながることを奨励し、アラビア北西部とそれ以外でのキャンペーンとその長期目標へ地元の注目を集めます。
デジタル空間での没入型アドベンチャー「Quest for Hope」は、世界中のゲーマーを巻き込んで、北西アラビアのアルウラの山々を含むアラビアヒョウの自然の生息地を反映して専門的に再現されたデジタル景観を調査するバーチャル保護ミッションに参加することで、野生アラビアヒョウの絶滅を危惧される状態が現実世界に与える影響を知ってもらいます。
新しい最先端の魅力的なゲームは、視聴者をアラビアヒョウの窮状に深く没入させ、自然環境のバランスを回復し、不可欠な生態系の再生させるためにヒョウが果たす重要な役割を説明するキャンペーン映画のリリースを補完します。
アラビアヒョウの日は、2022年にRCUが初めて制定しました。国連総会は2023年6月、RCUとその保全パートナーを支援して、2月10日を国際アラビアヒョウの日に指定する決議を全会一致で採択しました。
国際自然保護連合(IUCN)は、アラビアヒョウを「Critically Endangered(CR)」(近絶滅種)に位置付けており、「Vulnerable(VU)」(危急種)や「Endangered(EN)」(絶滅危惧種)よりさらに深刻な危険水準を表しています。個体数が減少し続けると、IUCNレッドリストの次の段階は「Extinct in the Wild(EW)」(野生絶滅種)、最後は「Extinct(EX)」(絶滅種)となります。
RCUのアラビアヒョウ保全繁殖プログラムは最近、飼育下のヒョウの健全な個体群を確保することに成功を収め、2023年には7頭の健康なヒョウの誕生を迎え、繁殖動物の遺伝的多様性を高め、長期的な保全目標の前進に寄与するために新しいアラビアヒョウの「始祖(founder)」を導入しました。
RCUのWildlife & Natural Heritage(野生生物・自然遺産)バイスプレジデントStephen Browne博士は次のように述べました:「国際アラビアヒョウの日は、アラビアヒョウの窮状とアルウラの自然環境を保全して守るRCUの使命に世界の注目を集める重要な機会です」
「最近の成功は希望を与えますが、私たちはこの種がいつか野生で繁栄できるよう保護活動を継続しなければならないことを認識しています。国際社会がこれらの素晴らしい大型ネコ科動物に対する理解と愛を強化する活動に取り組むことを通し、アラビアヒョウの日に参加するようお願いします」。
国際アラビアヒョウの日の詳細は次をご覧ください:
https://www.rcu.gov.sa/en/ArabianLeopard
編集者注:
「Al-Ula」ではなく、常に「AlUla(アルウラ)」です。
▽アルウラ王立委員会(Royal Commission for AlUla)について
アルウラ王立委員会(Royal Commission for AlUla 、RCU)は2017年7月、サウジアラビア北西部の卓越した自然と文化的重要性がある地域アルウラを保全・開発するために国王令により設立されました。RCUの長期計画は、同地域の自然と歴史的遺産を保全しつつ、アルウラを居住、仕事、観光に望ましい場所として確立する都市・経済発展への責任ある持続可能で繊細なアプローチの概要を示しています。これには考古学、観光、文化、教育、芸術にわたる幅広い取り組みが含まれ、サウジアラビア王国のビジョン2030プログラムの経済的多様性と地域社会の活性化、遺産保全活動優先への寄与が反映されています。
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