omniture

◎ダイアログ・セミコンダクター、クイックチャージ2.0準拠の充電ICを日本市場に提供

Dialog Semiconductor
2014-05-21 02:01 1232

【ロンドン2014年5月20日PRN=共同JBN】

ダイアログのソリューションが効率と電力密度で最も優れているとホシデンが評価

日本の大手電気通信事業者向けのクイックチャージ2.0対応アダプターに採用

高度に集積されたパワーマネジメントIC、AC/DC、ソリッドステート照明機器、近距離無線技術のプロバイダーであるダイアログ・セミコンダクター(http://www.dialog-semiconductor.com/)(FWB:DLG、http://www.dialog-semiconductor.com/investor-relations)は、クアルコム社のクイックチャージ2.0規格に準拠したAC/DCアダプター・インターフェースICであるiW620(http://iwatt.com/product/iw620/)の日本向け量産出荷を開始したと発表した。出荷先は、スマートフォンなどの携帯デバイス向け充電器の大手メーカーであるホシデン株式会社をはじめとする、日本のスマートフォン充電市場。iW620とともに出荷されるiW1760 PrimAccurate(商標)は、一次側デジタル・コントローラであり、クイックチャージ2.0規格に対応したホシデンのCBC2112アダプターに搭載される。このアダプターは日本の大手電気通信事業者向けに設計された。

ホシデン株式会社 大阪第三事業部技術部部長の平井健治氏は次のように述べている。「われわれはダイアログ・セミコンダクター社の急速充電における小型化、デジタルAC/DC電源制御の効率化技術で長年の経験と実績を生かして開発されたiW620を採用することで、高効率で高精度出力のクアルコム社クイックチャージ2.0準拠の急速充電用ACアダプターCBC2112を開発することができた。また今回の新製品は、使用する機器により3電源出力(5V、9V、12V)の自動切替に対応し、従来品(5V系)と比較して高容量・高出力であることに加え、高精度な出力やPLC(電力線通信)弊害対策にも考慮した設計となっている。今後、当該クイックチャージ2.0規格の普及とともに市場が拡大するものと期待されている」

充電時間の短縮は、スマートフォン・タブレット市場で最も切実に求められている要求の1つである。電力を大量に消費するアプリが次から次へと出現するため、バッテリーの大容量化と、さらなる充電時間が必要となる中で、消費者は逆にさらに充電時間が短くなる製品を求めている。クイックチャージ2.0はQualcomm Technologies, Inc.が提唱している規格であり、スマートフォンやタブレットのような携帯デバイスの充電速度を、従来のUSB充電技術と比べて最高75%まで高速化することが可能である。

ダイアログ・セミコンダクターのコーポレート・デベロップメントおよびストラテジー担当バイス・プレジデント兼パワー・コンバージョン事業グループのゼネラルマネジャーであるマーク・ティンドル氏は次のように述べている。「ホシデン社と緊密に協力し、急速充電ソリューションの導入において、いち早くリーダーシップを確立できることを大変うれしく思う。両社の長年にわたる強固な協力関係を基盤とする今回の発表は、ダイアログのモバイルAC/DC電力変換技術や急速充電技術の優位性を力強く証明するものである」

iW620はクイックチャージ2.0 HVDCP(High Voltage Dedicated Charging Port)クラスA(5V、9V、12V出力)アプリケーションに対応するほか、一次側PWMコントローラであるiW1760を備えているため、高速な電圧遷移と30mW未満の低待機電力を実現している。これにより、クイックチャージ2.0準拠アダプターは、AC/DCアダプターに100mW未満の待機電力を求める米国エネルギー省の最新の規制をはじめ、European Code of Conduct Version 5、Tier 2や欧州委員会のErP(エネルギー関連製品)指令といった、世界で最も厳格なエネルギー規格に対応することが可能である。

PrimAccurateは、Dialog Semiconductor plc の系列会社Dialog Semiconductor Inc.の登録商標である。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者の財産である。

▽ダイアログ・セミコンダクターについて

ダイアログ・セミコンダクターは、携帯型パーソナル機器、短距離無線通信、およびLED照明機器などのために最適化された高集積ミックスドシグナル集積回路(IC)を製造し、柔軟性に富むダイナミックなサポート、世界最先端のテクノロジー、そして実績あるビジネス・パートナーとのビジネスを展開している。

ダイアログ・セミコンダクターは低消費電力設計に最適化されたシステム・パワー・マネジメントやオーディオ、短距離無線、AC-DC Power conversionやMulti Touchを含む製品開発での豊富な経験とその分野に注力することで、スマートフォン、タブレット、Ultrabooks(商標)、最新のウエアラブル型デバイスを含む、パーソナルポータブル製品、デジタル民生製品に向けに迅速なIC開発にその数十年にわたる経験を傾注している。

ダイアログのパワー・マネジメントICはバッテリー寿命を延ばし、急速充電を実現し、顧客満足度を向上させることによって、携帯機器の性能を増強する。世界クラスの製造パートナーを持つダイアログは、製造工場を持たないファブレス・ビジネスの代表的モデル企業となっている。

ダイアログ・セミコンダクターplcはロンドンに本社を置き、グローバル営業、研究開発およびマーケティング部門も併設している。2013年の売り上げは9億1000万ドルであり、欧州で最も成長の早い半導体企業の1社となっている。従業員数は全世界で約1100人。ダイアログ・セミコンダクターはフランクフルト証券取引所に上場しており(FWB:DLG)、German TecDAXインデックスの構成企業メンバーでもある。また、ルクセンブルグ証券取引所のEuro MTF市場にも上場している。

詳しくはホームページhttp://www.dialog-semiconductor.com/home-jpを参照。

ソース: Dialog Semiconductor
Related Stocks:
XETRA:DLG