ワイヤレス・リモート・コントローラ大手OEMメーカーであるSMKが、
ダイアログ・セミコンダクターの「SmartBond(TM) DA14580」を採用し、
エネルギー効率に優れたBluetooth Smartテクノロジーを実現
英国・ロンドン、2014年9月10日- 高度に集積されたパワーマネジメントIC、AC/DC、固定照明機器、Bluetooth(R) Smart無線技術のプロバイダーであるダイアログ・セミコンダクター(FWB: DLG)は、Smart TVおよびセットトップ・ボックスで使用されているワイヤレス・リモート・コントローラー・ユニット(RCU)のOEMメーカであるSMK株式会社に、ダイアログ・セミコンダクターの「SmartBond(TM) DA14580」が採用されたことにより、スマートホームおよびヒューマン・インタフェース・デバイス(HID)市場への製品供給を拡大すると発表しました。これにより、昨今のワイヤレスPC周辺機器へのBluetooth Smartテクノロジーへの展開とともに、ホームネットワーク機器分野における、ダイアログ・セミコンダクターの位置づけが一層強固なものになります。
Bluetooth Smartテクノロジーは、超低消費電力のワイヤレス接続機能という特長により、次世代Smart TVコントローラ向けの理想的なソリューションと捉えられており、Bluetooth Smartテクノロジーの応用市場は急速に広がっています。このような状況は、エンドレスに拡大する「モノのインターネット」(IoT)におけるBluetooth Smart機器が後押しすることにより、さらに加速する傾向にあります。
リモート・コントローラおよび民生用エレクトロニクス・アクセサリーの世界最大手メーカーであるSMK株式会社は、同社の最新の製品に、世界で最も小型で低消費電力、最も高い集積度を誇る、ダイアログ・セミコンダクターのDA14580 Bluetooth Smart SoC(System-on-Chip)をベースとして設計しました。また、この新しいリモート・コントローラモデルは、すでに世界の大手セットトップ・ボックス・メーカーにより採用されており、その変更機種製品は、SMKのRFリモート・コントローラ・ユニット標準製品として供給される予定です。
DA14580チップの卓越した性能により、OEMメーカーはリモート・コントローラーの設計において、単層配線FR1プリント基板(PCB)の使用、外付け部品数の削減、32kHz水晶発振器が不要などの理由により、製品BOMの大幅な削減を図ることができます。これにより、生産コストを大幅に削減することが可能になります。
さらに、DA14580チップの優れたエネルギー効率により、CR2032バッテリー(コイン型リチウム電池)一つで連続5年間の動作が可能となっています。
ダイアログ・セミコンダクターのシニア・バイス・プレジデント兼コネクティビティ、自動車および産業機器事業グループのジェネラル・マネージャーであるショーン・マグラス(Sean McGrath)は次のように述べています。「ダイアログは、多くのOEMメーカーが製品の開発コストを最小化し、市場投入までの時間を大幅に短縮することができる、高電力効率かつ低消費電力のSmartBond DA14580をはじめとする最先端コネクティビティ・ソリューションを幅広い市場に提供しています。 また更なるSmartBond DA14580の成功により、ダイアログの多様化戦略を後押しするHID市場において、驚異的な勢いで成長しているBluetooth Smart製品に対して、我々は優位的な位置づけにあることを示すことができました。」
SMK Europeのバイス・プレジデントであるパトリック・デラネージ(Patrick Delanoeiji)氏は次のように述べています。「ダイアログとの提携を通じて、われわれはデジタル・テレビ市場に向けて、業界で最も先進的なワイヤレス・テクノロジーを活用したリモート・コントロール・ソリューションを提供することが可能となりました。新しいテクノロジーの採用により実現したSMKのリモート・コントローラーは、ボイス・コマンド機能やジェスチャー検出機能、ポインティング機能を搭載したモデルなど、エキサイティングなユーザーインタフェース・オプションを顧客に提供します。SMKの最新製品は、今週アムステルダムで開催されるIBC 2014で紹介される予定です」
また、デラネージ氏は次のように述べています。「SMKは、年間7,000万個のリモート・コントローラーを生産しています。ISOに準拠した8つの工場、ヨーロッパや北米、南米、アジアにおける30の営業所および研究開発拠点によってサポートを受けるSMKは、新しいデジタル・テレビ向け製品やサービスへの取り組みを強化し、開発期間とコストを大幅に削減するソリューションを顧客に提供しています」
ダイアログ・セミコンダクターのSmartBondは、外部マイクロ・コントローラを必要とせずに完全なホスト・アプリケーションを構築することができる製品であると共に、現在入手可能な他のいかなるBluetooth Smartソリューションよりも外付け部品数が少なく、高集積化されたSoCソリューションである為、使い勝手に大変優れていると定評です。 最新のBluetooth 4.1仕様のサポートにより、HIDやワイヤレス、フィットネスのウェアラブル装置、医療機器、近接検知装置、スマートホームなど、急成長が見込まれる市場を対象とした先駆的アプリケーションの開発が可能になります。市場をリードする低消費電力のSmartBondにより、製品設計において一切の妥協が不要になることから、数十億ユニットに及ぶバッテリー駆動型IoT機器の実現が期待されています。
ダイアログ・セミコンダクターについて
ダイアログ・セミコンダクターは、携帯型パーソナル機器、短距離無線通信、およびLED照明機器などのために最適化された高集積ミックスドシグナル集積回路(IC)を製造し、柔軟性に富むダイナミックなサポート、世界最先端のテクノロジー、そして実績あるビジネス・パートナーとのビジネスを展開しています。
低消費電力設計に最適化されたシステム パワー マネージメントやオーディオ、短距離無線、AC-DC Power conversionやMulti Touchを含む製品開発での豊富な経験とその分野に集力することで、スマートフォン、タブレット、Ultrabooks(TM)やデジタルコードレス電話を含む、パーソナルポータブル製品、デジタル民生製品に向け、数十年にわたる経験と迅速なIC開発を提供しています。
またダイアログ・セミコンダクターの各種プロセッサーに対するシステム電源コンパニオンICは顧客の製品開発を手助けするだけでなく、バッテリー寿命を延ばし、高速充電を可能にするなど、ポータブル製品の性能を向上させることができます。
ダイアログ・セミコンダクターplcはロンドンに本社を置き、グローバル営業、研究開発およびマーケティング部門も併設しています。2013年の売り上げは9億1000万ドルであり、ヨーロッパで最も成長の速い半導体企業の1社となっています。従業員数は全世界で約1,100人。世界クラスの製造パートナーを持つダイアログ・セミコンダクターは、製造工場を持たないファブレス・ビジネスの代表的モデル企業となっています。
ダイアログ・セミコンダクターはフランクフルト証券取引所に上場しており(FWB: DLG)、German TecDAXインデックスの構成企業メンバーでもあります。また、ルクセンブルグ証券取引所のEuro MTF 市場にも上場しています。
詳しくはホームページhttp://www.dialog-semiconductor.com/home-jpをご参照ください。
この件に関するお問い合わせ先:
Racepoint Global
Sophie Waterfield
Phone: +44(0)208-811-2125
sophie.waterfield@racepointglobal.com
株式会社井之上パブリックリレーションズ
ダイアログ・セミコンダクター広報担当:リットウィン、関
TEL: 03-5269-2301
(日本語リリース:クライアント提供)