【台北2022年6月2日PR Newswire】
導入の背景
この度、VIVOTEKは日本において100年以上の歴史を誇る大手老舗酒造メーカー様の監視システムを構築しました。こちらの酒造メーカー様は、日本酒、焼酎、梅酒、ビール、調味料などの製造で知られ、100年以上にわたり日本で親しまれています。日本国内に5つの大規模な醸造所を保有し、その規模と範囲を拡大し続けています。また製品の安全性を確保するために、プロセスの厳格化に日々取り組んでおり、その一環として、コスト管理の向上と、製品のさらなる安全性の追求のため、今回既存の監視システムの不足に着目し、より包括的な監視システムを導入することになりました。
VIVOTEKは日本において100年以上の歴史を誇る大手老舗酒造メーカー様の監視システムを構築しました。 VIVOTEKは今回このエンドユーザー様の個別のニーズに合わせて、ハイエンドのネットワークカメラ、PoE、画像管理のためのシステムをIP監視ソリューションとして構築しました
導入前の課題
今回は、醸造所内のハードウェア、ソフトウェア、VMSなどのすべての監視システムを新たに入れ替える必要はありませんでした。そのため、業務効率を犠牲にすることなくオーバーヘッドを削減するために、ブランド間の互換性があるオープンシステムを構築できるかどうかがキーでした。また、システムを最小限のカメラで運用するために、これまでも全方位カメラを採用していましたが、既存の全方位カメラの多くは画像ベースのもので、リアルタイム監視に適したものではありませんでした。さらに、日本全国に複数の拠点を保有するこの酒造メーカーでは、パッケージ全体を統合できるオンライン管理プラットフォームが必要でした。
導入の決め手とソリューション
VIVOTEKは、VAST 2(ビデオ管理ソフトウェア)で統合される260台のデバイス(200台のカメラIB9368-HT、50台のカメラFE9391-EHV、10台のPoEネットワークデバイス)からなる包括的なソリューションを考案しました。このプラットフォームは、ONVIF仕様と互換性のある他社製カメラもサポートし、リアルタイムアラートやビデオ再生など、アドホックおよびポストホック検索を容易にする便利な内蔵機能を備え、ユーザーが自由にコントロールでき、管理効率を大幅に向上させることができます。
今回工場内には、生産ラインの工程を監視するために、バレット型ネットワークカメラIB9368-HTと360°全方位ネットワークカメラFE9391-EHVが設置されました。バレット型カメラIB9368-HTは、生産ラインの各セグメントに合わせて調整できるリモートフォーカスレンズを装備しています。また、ダイナミックスケーリングにも対応しているため、より詳細な工程の監視が可能となり、食の安全性の向上に大きく寄与します。一方で、全方位カメラFE9391-EHVは、通常のカメラでは2~3台のカメラが必要になるエリアを一台でカバーすることができます。そのため今回はボトルへの酒の充填、箱詰め、パレタイズの工程を包括的に監視する用途で、新設の生産ラインに設置されました。
この2つのカメラモデルは、ともにVIVOTEKのWDR ProおよびSmart StreamⅢ機能を搭載しており、逆光下でも生産ラインの映像を鮮明に撮影することができます。さらに、H.265動画圧縮技術により、帯域幅を最大90%削減でき、ストレージスペースと映像の完全性を確保します。
導入後のメリット、効果
VIVOTEKは今回このエンドユーザー様の個別のニーズに合わせて、ハイエンドのネットワークカメラ、PoE、画像管理のためのシステムをIP監視ソリューションとして構築しました。このケースでは、VIVOTEKはForceMedia社、ACTUNI社と連携して、シームレスな統合/アップグレードを実現しています。エンドユーザー様からは、今回のセキュリティのアップグレードに大変満足との評価をいただいており、食の安全性とプロセスの完全性のさらなる向上のため、将来的にさらに多くのVIVOTEK製品が導入される予定です。
お客様の声
100年以上の歴史を誇る日本の酒造メーカー様:「全方位カメラで効率的なモニタリングが実現できるようになった。また既存のカメラから新しいカメラまで、多様なカメラをVAST 2で統合運用できるようになった。」
システムインテグレーター ACTUNI株式会社様:「VIVOTEKの監視システムはトラブルが少なく、安定稼働しており、良かった。」
(日本語リリース:クライアント提供)