ハイデラバード(インド)、ボストン, 2022年5月26日 /PRNewswire/ -- 世界的なデータ・デジタルインサイトを主導するExcelraは25日、がんと自己免疫疾患の小分子アロステリック療法の創薬・開発を先導するバイオ技術企業HotSpot Therapeutics, Inc.との提携を発表した。HotSpot Therapeuticsは同社のアロステリック阻害剤候補のパイプラインを拡大するためのタンパク質標的の選別に向けて、Excelraの主力商品GOSTARのデータ活用を計画している。
この提携は、GOSTARの高品質の注釈付きデータセットをHotSpotの機械学習(ML)・人工知能(AI)モデルに組み込んで、HotSpotの創薬・開発の取り組みを強化することを目指す。GOSTARデータの統合により、HotSpotは、従来の小分子手法では薬物投与が困難または不可能なアロステリック標的に向けられた小分子治療薬候補の発見と開発を引き続き前進させる。
GOSTARは800万を超える小分子のユニークな全体像を提供し、結合、生体外、生体内、ADME(吸収・分布・代謝・排せつ)、毒物学、物理化学的特性など、化学構造とその生物学的特性に関する情報によって、化学空間の最新像を捕捉している。GOSTARのコンテンツは、独自の品質管理システム(QMS)-ISO認証プロセスで綿密に選択・収集されている。
ExcelraのNorman Azoulay科学商品ディレクターは「HotSpot Therapeuticsとの提携により、AI/MLモデルと構造基盤のアルゴリズムを組み合わせて、アロステリック効果の分野でヒットの識別と化学的多様化の両方を加速するため、ヒットマイニングの刺激的なアプリケーションが可能になる」と語った。
HotSpot Therapeutics共同創業者兼最高科学責任者(CSO)のGeraldine Harriman博士は「HotSpotのSmart Allostery(TM)創薬プラットフォームは、がんや自己免疫疾患で薬剤投与が困難、またはまだ薬剤投与されていない標的に向けられた小分子阻害剤候補のパイプラインを提供した。Excelraとの提携により、HotSpotのAI対応機能の一部が拡張され、特定された自然のホットスポットを備えた標的のパイプラインをさらに前進させ、新しいアロステリック調節剤を設計できる可能性がある」と述べた。
▽ExcelraとGOSTARについて
Excelraのデータ・デジタルインサイトは、創薬から市場までの生命科学の技術革新を促進している。Excelra Edgeは異種データセットを調和させ、革新的なバイオ情報科学のノウハウと技術を利用して、信頼性の高い結果指向の洞察で創薬と開発を加速する。ExcelraのGOSTARは、化合物を探し、発見するために利用できるアプリケーションである。さらに、APIを介してダウンロード可能なデータセットとして提供され、社内のライブラリーや機械学習モデルを強化する。
GOSTARの詳細はwww.gostardb.com (https://www.gostardb.com/ )を参照。
▽HotSpot Therapeutics, Inc.について
HotSpot Therapeuticsは、細胞タンパク質の機能の制御で決定的な「自然ホットスポット」と呼ばれる特定のタンパク質に自然に存在するポケットを標的にしている。業界でほとんど活用されていないこれらのポケットは、創薬の大きな可能性を秘め、新しい薬理学を示す非常に有力で選別された小分子の体系的な設計を提供する。同社独自のSmart Allostery(TM)プラットフォームは、計算論的アプローチとAI主導の大規模で非常に多様なデータセットのデータマイニングを利用して、自然のホットスポットを特定し、カスタム化された薬理学ツールキットとオーダーメイドの化学を統合して、優れたホットスポット、標的の小分子への到達を可能にすると考えている。HotSpotはがんと自己免疫疾患の治療のために、差別化されたアロステリック小分子のパイプラインを確立した。詳細は https://www.hotspotthera.com を参照。
▽メディア問い合わせ先
Jigesh Shah
Logo: https://mma.prnasia.com/media2/692189/Excelra_Logo.jpg?p=medium600