【サンマテオ(米カリフォルニア州)2022年2月4日PR Newswire=共同通信JBN】
*新型コロナウイルスの状況に適合した非接触型カウンセリングサービスと待ち時間の大幅短縮
*金融商品や支店情報、天気、支店内の銀行機器の使い方案内などを提供
*手の動きやうなずきなどの自然な身振りで、ユーザー経験を最大化
人工知能(AI)の専門企業であるDeepBrain AIは1月28日に、主要金融会社のKB国民銀行(KB Kookmin Bank)と技術提供契約を結び、韓国初のキオスク型「AI banker」を実装して、今月に公式に納入したと発表した。
DeepBrain AIは昨年3月から、KB国民銀行の汝矣島本店に設置されたAI体験ゾーンにAI bankerを試験的に導入し、密接に協力して機能改善とパフォーマンス向上に取り組んできた。その結果、韓国で初めてのAIヒューマンベースのキオスク製品の商用化に成功し、金融部門だけでなく、IT産業からも大きな注目を集めている。
DeepBrain AIのヒューマンテクノロジーは、リアルタイムで対話式のコミュニケーションが可能なバーチャルな人間を作り出すソリューションであり、音声合成技術、映像合成技術、自然言語処理技術、音声認識技術を融合して、ユーザーと直接的にコミュニケートすることができる。この技術はさまざまな分野で完全な非接触型サービスを実現できるために、銀行は新型コロナウイルス(COVID-19)関連の規制を守って非対面式を希望する顧客に安全なカウンセリングサービスを提供するのが可能だ。また、速やかな対応によって顧客の待ち時間の短縮も可能である。
AI bankerはまず、キオスクに到着した顧客に挨拶し、質問に回答する。すべての回答は、KB国民銀行が開発した金融言語モデル「KB-STA」に基づいて最適な情報を導き出すプロセスを経て、DeepBrain AIのヒューマンテクノロジーが処理し、AI bankerの映像と音声で顧客に伝えられる。
具体的には、STM(スマートATM)やATMなどの使用法の説明や下書きサービス、金融商品の紹介、キオスクの設置場所などの案内が可能である。さらに、金融の常識や今日の天気、周辺施設などの生活に役立つ情報も満載している。
加えて、AI bankerはアイドルモードで、対話中に手を動かす、うなずく、服を直すなどの自然な身振りが可能で、顧客に最大限のユーザー体験を提供する。また、前面カメラによって顧客を認識することができるために、顧客が席を立つと、感謝の言葉とともに、キオスクが自動終了する。
今回のKB国民銀行のAI bankerは、男性1人と女性1人をモデルとし、その実際の音声と映像を利用した。服装については、KB国民銀行のメインカラーであるイエローとグレーを取り入れたことから、キオスクを利用する顧客にブランドイメージを認識してもらえる。
DeepBrain AIのEric Jang最高経営責任者(CEO)は「AI bankerは、無限の可能性を持ち、将来的にキオスクだけでなく、モバイル端末などさまざまなデバイスで顧客サービスに使うことができる。DeepBrain AIの定評のあるAIヒューマンテクノロジーとビジネス価値に基づき、より多くの分野に応用できるようにビジネスのルートを探り続ける」と語った。