【ロンドン2022年2月3日PR Newswire=共同通信JBN】
*Valuable 500が実施した新しい調査によると、企業の47%が障害のある志願者が十分にいないと認識しているものの、英国の調査では、100万人の障害者が就業を希望していながら、その機会を拒否されている
*この調査は、誤解、代表の欠如、タブーが依然として採用方針において大きな役割を果たしていることを浮き彫りにする
*調査によると、企業の約3分の2(63%)は組織内で障害者と自認する人の数を把握していなかった
グローバルな企業集団であるValuable 500は3日、企業の約半数が、障害者従業員の採用と維持に対する主要な障壁は志願者の不足であると認識していることを示す新しい調査を発表した。
これは、英国では100万人の障害者が、就労可能で就労を希望しているものの、機会を拒否されていることを示す政府の数字による証拠とは対照的である。このデータはVirgin MediaとScopeが画期的なキャンペーンで強調され、2000人の障害者を対象としたOpiniumの調査によって裏付けられた。その調査によると、採用応募時に面接まで進んだのは志願者の半数にとどまり、これに対し健常者の応募者では69%だった。2021年の政府統計によると、障害者の雇用格差は28.4%であり、前年比でわずかに0.7%減少した。これは、採用における誤解から脱却することの明確な必要性を示している。
障害のある求職者の不足の背景にある1つの主要な要因は、障害者インクルージョンの代表の欠如に起因する可能性がある。これは、より広範なビジネスアジェンダの中で忘れられがちな側面であり、とりわけ経営幹部に関しては障害を開示している最高経営責任者(CEO)はわずか4%である。
障害者はビジネスと社会全体に多大な貢献をもたらす。彼らは世界人口の15%を占め、いずれも事業の持続可能性に不可欠な、多様な思考、人生経験、豊かな才能をもたらす。
Valuable 500のメンバーであるアデコ(Adecco)のChristophe Catoir社長は、「アデコでは、すべての人のために将来の仕事を創造することを目指しており、われわれは本気だ。当社は、すべての市場で障害者の職場への統合を実施する、健全な包摂性の文化を発展させてきた。不屈の努力で、われわれは日々、障害のある人々は信頼でき、熟練した才能のある個人であり、あらゆる業界や職種の仕事の世界の完全な一員となる可能性があることを示している」と説明した。
2021年5月に500の組織という目標を達成して以来、Valuable 500はキャンペーンの第2段階を開始した。日本財団が新たなValuable 500イニシアチブを促進するために500万ドルを投資し、Valuable 500は障害者のビジネスインクルージョンに対する過去最大の投資を受けた。
Valuable 500の創設者であるCaroline Casey氏は次のようにコメントした:
「われわれは今や2022年に入り、2年間の混乱を経験した雇用主は再建中であり、障害者インクルージョンが確実に彼らの議題の中心にあるようにする必要がある。今回の調査でわかったことは、多くの企業がまさにこれを実行しようと努力している一方で、われわれにはまだ代表が不足しており、企業は障害者インクルージョンについて真に、かつ不可逆的にダイヤルをシフトするにはまだ長い道のりがあるということだ。英国の人口の18%は障害のある人々であり、彼らを目にし、彼らの声を聞く必要がある」
「しかし、それ以上に、われわれはグローバルなビジネスシステムを根本的に変革し、包摂的な社会のために戦う必要がある。人生のある時点において、誰もが障害を経験するものであり、われわれすべてに人間をより良く機能させる責任がある」。
Valuable 500のPaul Polman会長は次のようにコメントした:
「多様で包摂的な労働力を持つことは、会社の業績を改善するための強力な推進力であり、これは障害者の包摂にまで及ぶ必要がある。それは正しい行動であるだけでなく、才能を解き放ち、イノベーションを促進し、会社全体に信頼、尊敬、包摂の文化を構築しようとするビジネスリーダーにとって、賢明かつ有益なことである」
「世界最大の企業グループがValuable 500を通じて障害者インクルージョンの取り組みに参加しているため、近年は進展が見られる。2022年は、障害者雇用格差を決定的に埋めるために、より迅速な行動を起こさなければならない」。
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Jess Buckley
Seven Hills
Email:jessica.buckley@wearesevenhills.com
Richard Poston
Director of Communications, the Valuable 500
Email:Richard@thevaluable500.com
編集者への注意
▽Valuable 500について
Valuableは、コロンビアのボゴタで開催されたOne Young World 2017で、社会起業家兼活動家のCaroline Casey氏によって創設され、Valuable 500の開始は、2019年1月の世界経済フォーラム年次総会(World Economic Forum Annual Meeting)で発表された。現在、Valuable 500は、企業への障害者インクルージョンに取り組むグローバルCEOの最大のコミュニティーである。
創設以来、Valuable 500は、500の多国籍企業に対し、自社組織への障害者インクルージョンを公に確約するよう働きかけるという当初の目標を達成し、企業の多様性の新時代に向けた歴史的な世界的運動を刺激している。Valuable 500とそのグローバルインパクトパートナーである日本財団は、世界経済フォーラムおよび国際障害同盟(International Disability Alliance)と緊密に連携し、主要な慈善団体を、最も権威のある世界的な企業ネットワークと世界的な障害者コミュニティーの声と結集させる。
世界で最も影響力のあるビジネスリーダーやブランドと連携することで、ネットワークの総収益は8兆ドルを超え、世界中で2200万人を雇用している。そのメンバーには、キャンペーンの第2段階で提供されるプログラムとサービスを主導する13のグローバルCEOと企業が含まれる。プログラムとサービスは、グローバル障害者調査、障害者トレンドレポート、およびエグゼクティブ障害者リソースハブを通じてアクティベートされる。
この重要なマイルストーンを達成した後、Valuable 500は、500のメンバーがビジネスを体系的に変革することを支援し、力を与えるコミュニティーを構築する決意であり、それによりメンバーが全世界13億人の障害者を包摂し、事業、社会および経済の可能性を解き放つことを可能にする。
ソース:the Valuable 500