【ノースレーク(米イリノイ州)2022年2月2日PR Newswire=共同通信JBN】フレキシブルパッケージング・ソリューションの世界トップのサプライヤーであるScholle IPNは2日、世界をリードする無菌カートン包装会社のSIGに買収されることで合意したと発表した。
1853年に設立され、スイスのノイハウゼンに本社を置くSIGは、無菌カートン包装の主要システムおよびソリューションのプロバイダーである。同社は顧客と協力し、安全、持続可能かつ手頃な方法で世界中の消費者に食品や飲料製品を提供している。SIG独自のテクノロジーと卓越したイノベーション能力により、差別化された製品、よりスマートな工場、コネクテッドパック向けのエンドツーエンド・ソリューションを顧客に提供し、消費者の変化し続けるニーズに対応することができる。持続可能性はSIGに不可欠である。なぜなら、同社はWay Beyond Goodのアプローチを利用し、掛け値なしのポジティブな食品包装システムを生み出しているからである。
買収完了後の新会社は、世界中の69の販売・製造現場で8000人近くの従業員を雇用することになる。チームは、6大陸の優良顧客にサービスを提供する。再生可能な紙基材、フィルム押出成形、射出成形、および充填装置における彼らの共有される技術およびR&D(研究開発)機能は、インダストリー4.0の製造マインドセットと、地球上で有数の持続可能な包装パートナーになるという意欲に支えられている。
SIGのSamuel Sigrist最高経営責任者(CEO)は事業一体化について「Scholle IPNの買収は、食品・飲料の革新的で持続可能な包装における世界的リーダーとしてのSIGの地位を確固たるものにする。これは、主要市場でのシェア獲得を伴う地理的・カテゴリー拡大の戦略と一致する。顧客、消費者、環境に明確なメリットを提供することで、株主価値を高めていく」と語った。
SIGとScholle IPNの一体化は、成長する回復力のあるエンドマーケットへの集合的なエクスポージャーを拡大する。SIGの市場をリードする持続可能な食品・飲料カートンソリューションのポートフォリオは拡大され、小口、大口、産業顧客向けのScholle IPNのバッグインボックスおよびスパウトポーチを含むことになる。
Scholle IPNのLaurens Last会長兼オーナーは「一体化された事業の将来にワクワクしている。SIGは持続可能性の最前線にあるパッケージング基材とソリューションをさらに開発することから、われわれの共同のイノベーションを楽しみにしている」と述べた。Last氏は2022年4月7日のSIGの年次総会でSIG取締役に指名され、選出される予定である。
Scholle IPNのRoss Bushnell社長兼CEOは引き続き伝統的なScholle IPN事業を主導し、買収取引完了後にSIGのグループエグゼクティブボードに加わる。Bushnell氏は「SIGとScholle IPNは、市場アプローチと製品の持続可能性の重要性の点で極めて補完的な事業である。起業家精神、機敏な市場対応、共有されたR&D機能の一体化により、顧客向けイノベーションを加速し、持続可能なパッケージングソリューション分野、特に循環経済向けパッケージングの鍵となる無菌および単一材料の製品全体で市場の総合的リーダーシップを強化できると確信している」とコメントした。
買収は、通常の取引完了条件に従い、2022年第3四半期末までに完了する見込み。
詳細な情報はwww.scholleipn.com ないしhttps://www.sig.biz/en を参照。