【ジュネーブ2022年1月24日PR Newswire=共同通信JBN】
*2021年末の運用資産は1604億スイスフランと2020年より130億スイスフラン増(8.8%増)。
*収入は5.9%増の11億3400万スイスフラン。
*営業利益は11.1%増。純利益は2億120万スイスフランで、前年の1億8140スイスフランから増加(10.9%増)。
▽好調な市場と堅調な経営業績に支えられ、運用資産が増加
UBPの運用資産は、好調な市況の中でのマンデートとファンドの好業績と57億スイスフランの大幅な純資本流入により8.8%増加し1604億スイスフランに達した。この純新規資金は主に成長市場からのものだが、特にアジア、中東、東欧からの流入と2021年第4四半期に完了したMillennium Banque Privéeの買収による。
収入は2020年より5.9%増加し、11億3400万スイスフランとなり、現在の低金利環境における純金利マージンの縮小(7.5%減)を補った手数料増加(10.6%増)によって部分的に押し上げられた。
営業経費は7億5450万スイスフランで、5.0%増加した(2020年は7億1840万スイスフラン)。この増加は、UBPが持続可能性の強化と責任ある投資の専門知識とサービスに加え、新しいチームの採用にも多額の投資を行ったことを反映している。増加の一部は、最近の買収の費用によるものでもある。
営業利益は11.1%増加し、純利益は2020年(1億8140万スイスフラン)と比べて10.9%増の2億120万スイスフランに達した。収入に対する経費の比率は66.5%に改善した(2020年は67.1%)。
UBPのGuy de Picciotto最高経営責任者(CEO)は「複数の不確実性が伴う状況において、買収とターゲットを絞った採用の戦略を実行することにより、当社の専門分野を拡大し、優先市場でのフットプリントを強化し続ける。当社は、現在の市況だけでなく、将来の市況にも対応する管理ソリューションを開発するために多額の投資を行ってきた。同時に、UBPを持続可能な金融の主要プレーヤーにすることを目指している」と述べた。
▽強固な基礎的諸条件
2021年12月31日時点のバランスシートは総額388億スイスフランで、引き続きスイスと世界でさらに発展を続ける手段を備えている(2020年は378億スイスフラン)。中核的自己資本(ティア1)比率は25.2%で、バーゼルIIIとスイス金融市場監査機構(FINMA)が求める最低基準を大きく上回る。短期流動性カバレッジ比率(LCR)は274.5%となった。
これらの比率はUBPの強固な財務基盤と、ムーディーズにより付与されたAa2の長期預金格付けによって示されるバランスシートの質を反映している。
決算内容全体は以下を参照(https://mma.prnewswire.com/media/1731073/UBP_FY21_Financial_results_EN.pdf )。
▽Union Bancaire Privée(UBP)について
UBPはスイスの大手プライベートバンクで、最上級の資本基盤を持ち、ティア1比率は25.2%である。UBPは個人、機関クライアント双方の資産管理を専門とする。ジュネーブに本拠を置き、世界に20カ所以上の拠点を持ち、1904人の従業員を擁する。運用資産総額は1604億スイスフラン(2021年12月31日時点)。