【台北2021年11月20日PR Newswire=共同通信JBN】2020年唐奨(Tang Prize)授賞式が、11月20日午後2時(GMT+8時間)にバーチャル開催された。米国、英国、日本、シンガポール、バングラデシュ、コロンビア、レバノンの7カ国から2020年の受賞者8人がこの心温まるイベントにリモート参加し、世界中の視聴者から祝福と拍手喝采を受けた。唐奨教育基金会(Tang Prize Foundation)は、それぞれの分野のパイオニアとして多くの人に認められている8人の受賞者の優れた業績と国際的な影響力をたたえるイベントに、オンラインで参加してくれた皆さんに感謝申し上げる。
授賞式の感動的な瞬間を再現し、2020年の受賞者8人の魅力を再確認するには、以下のYouTubeチャンネルにアクセスを。
中国語字幕版 https://youtu.be/lN0ADXBNT-Q
英語字幕版 https://youtu.be/56GwDm3EL0g
唐奨教育基金会執行長(CEO)のJenn-Chuan Chern博士は開会のあいさつで、2020年に全世界を襲ったCOVIDパンデミックにより、同基金会が以前から進めていた計画が頓挫したことを説明した。唐奨教育基金会創設者のSamuel Yin博士は、パンデミックが収まれば、2020年の受賞者が台湾に来て賞を受け取り、一連の活動に参加できると期待していたが、2021年になってもウイルスが全世界にまん延し続けているため、同基金会は最終的に授賞式のバーチャル開催を決定した。Chern博士は、最高の候補者が受賞者に選ばれた理由として、選考委員長および選考委員会のメンバーのプロ意識、緻密さ、偏りのない判断、優れたビジョンを挙げ、謝意を表した。
バイオ医薬科学賞を大阪大学免疫学フロンティア研究センターでリモート受賞した岸本忠三博士は、現在、100カ国以上で使用されている関節リウマチ患者の疼痛緩和薬「トシリズマブ」の開発につながった、IL-6の生涯をかけた研究が唐奨に評価されたことの意義に言及した。
世界中の視聴者の熱心な参加により、初のバーチャル唐奨授賞式は成功裏に終了した。来年には生活が元に戻り、2014年から続く唐奨の伝統である台湾での対面式の授賞式が開催できるよう願っている。