omniture

XAGが日本の農家の負担軽減に自動運転ロボットを提供

XAG
2021-09-15 08:06 2140

【小野(日本)2021年9月14日PR Newswire】日本の農家が労働力不足で高品質な果物生産を維持するのに苦労する中、XAGの高精度の自律型農業ロボットが、非常に高い精度で果樹園の管理に使用れている。XAGが今年6月にR150地上無人車両を日本市場に投入して以降、完全電動のスピーディな農場ヘルパーとして、リンゴ、ブドウ、スイカ、柑橘類などのさまざまな果樹園での農薬散布に試用されてきた。

スイカ農園で作業中のXAG R150無人地上車両
スイカ農園で作業中のXAG R150無人地上車両

日本政府の農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略は27生産物について2025年における輸出目標を設定しており、このうち柑橘類、イチゴ、リンゴ、モモ、ブドウなどの新鮮な果物は大きな成長の可能性があると予測されている。同戦略では、生産量と生産性を向上させるために農業機器の近代化を求めており、ロボットはこれらの目標を達成するために有望だと考えられている。

シャインマスカットにスマート農業導入

シャインマスカットと呼ばれる高級ブドウ品種の主要生産4地域の1つである山形県では、農家がブドウ園の管理のためにXAG R150農業ロボットの性能をテストした。この非常に機敏で強力な自律型ロボットは、水平に整えられたブドウの木の下で簡単に移動でき、頭上の格子の上に伸びるブドウの木に地上から散布できる。

大型で種なしの日本産「シャインマスカット」は、2007年以来人気が高まり、他のアジア諸国に広く輸出されている。日本はこれらの高級ブドウを1200ヘクタールの土地で栽培しているが、農村部での労働力不足の深刻化は、輸出需要を満たすための課題となっている。

ハンズフリーマシンであるXAG R150は、モバイルアプリを数回クリックするだけで、作物に農薬を正確に散布し、害虫や病気を排除することができる。また、農村部の高齢化と農業労働力の減少の影響を軽減するだけでなく、腰をかがめた反復作業を続けていた農業従事者の健康への悪影響を減らすこともできる。デモを見たブドウ園農家は「腰の負担が軽減され助かる」と述べた。

▽正確な散布で新鮮な甘いスイカに

山形県尾花沢市のスイカ農園では、XAG R150が採用されており、野外実演ではスイカへの水まきに使用された。手作業による散布と斜面での干害の負担によって、スイカ農家は新しいアプローチを模索するようになった。

険しい地形でも強力な走行性を持つR150は、スイカ畑の畝を容易に走ることができる。この自動運転ロボットは機敏に走行しながら、搭載しているJetSprayerシステムからの高速気流で正確に散水し、手入れが必要なすべての葉の表面に行き届かせる。

日本は山岳地形で、森林は国土の60パーセントを占める。日本では耕作可能な農地が不足しているため、農業は損失を抑えつつよりよい成長を遂げるために生産量ベースよりも品質ベースの生産戦略モデルにシフトしてきた。

尾花沢市では、完璧な果実を育てるために、種まき、散布、施肥など細心の注意を払う一方、インテリジェントな技術が不足しており、スイカ栽培が労働集約型産業の傾向にある。今日では、スイカ畑を管理するのに十分な労働者を年々雇うことが難しくなっており、労働力不足は日本の農業にとって長期的な問題となっている。

手作業の代替手段として革新的なXAG R150は、農地に事前に設定されたルートをたどり、果樹栽培業者をサポートして作物に効果的な農薬散布と散水をすることで農薬の使用量を減らし、節水につなげる。スイカはそのライフサイクル期間に正確な干害を必要とし、伝統的にドリップテープが水の供給を確保するために畑に配備される。しかし、ほとんどのスイカ畑は起伏のある地形と長い尾根があるため、農家がこれらのテープを定期的に敷設・回収することは困難で時間がかかる。

日本は農産物輸出を2025年に2兆円に、2030年までに5兆円に増やすことを目指している。日本政府は新しい法規制を通じてスマート農業技術を積極的に支援しており、日本の果樹栽培業者はいま、軽量農業ロボットのスケールアップが、より少ないコストで高品質の果物を栽培する実際の助けになると期待している。

ソース:XAG

(日本語リリース:クライアント提供)

ソース: XAG