テルアビブ、イスラエル、2021年8月5日 /PRNewswire/ --
ハイライト:
ボストンに拠点を置くロボット企業で、スマート追尾技術のリーダーであるPiaggio Fast Forward (PFF)は、コンシューマーおよびビジネス用ロボットだけではなく、スクーターとバイクにも実装できる新たなセンサー技術を開発した。
Piaggio Groupが2015年に設立したPFFは、以前はスマート追尾技術と、ロボットや機械へのスマート実装での先進イノベーションに焦点を絞っていたが、昨年の戦略的決定により、Piaggio Groupのバイクやスクーターで初めて使用するカスタムレーダーセンサーモジュールの開発を開始した。先々は他の企業に同技術を提供することを目指す。
PFFのハードウェア・ソフトウェア・モジュールは、あらゆる環境と照明条件で安定した監視を行うことで、妥協のない安全性を提供する。PFFは、このモジュールのレーダーオンチップに関する供給契約をVayyar Imagingに発注し、4D画像レーダーベースのバイク安全性プラットフォーム展開として業界初を記録した。完全なセンサーパッケージは、Piaggio Groupのバイクのアドバンストライダーアシスタンスシステム (ARAS) での大量生産用に、PFFが開発・製造・供給を行っている。
ARASアプリケーションは、衝突を防止し、バイクライダーを保護する闘いの最前線に立っている。ARAS技術は、従来の運転手支援機能の厳格な技術条件を満たし、寸法面での制約や、高い傾斜角度での車両のシームレスな操作性など、バイク特有の付加的な課題に対処している。
PFFモジュールは、VayyarのmmWave 4D画像レーダーオンチップ (RoC) センサーを使用し、死角検出 (BSD)、車線逸脱防止支援 (LCA) 、前方衝突警告 (FCW) などの、100m以上の距離範囲と非常に広い視野をサポートするシングルセンサーを搭載した複数のARAS機能を実現する。レーダー技術を統合したPFFロボットは2021年末にリリースされ、PFFセンサーモジュールを搭載したPiaggio Groupのバイクモデルは2022年に発表される見込みとなっている。
「現在、PFFは照明、天候、その他の環境要因に関わらず、マッピング、物体検出、周囲の物体を検出および測定して制御に必要な情報を提供する、ロボットとバイク用の先進技術製品を作成している。当社は、Vayyarの4D画像レーダー技術を搭載したセンシングアプリケーションを開発することを選択した。私たちは、このようなプロフェッショナルで情熱的なチームと協力し、顧客にさらに優れた製品体験を提供できる革新的な新ソリューションを開発できることに感激している。」 Piaggio Fast ForwardのCEO、Greg Lynn
バイク産業のために開発したPFFロボットとPFFセンシングモジュールの両方で使用されているVayyarの4D画像レーダー技術は、ロボットと車両の周囲全体を監視する超高解像度のポイントクラウドイメージングを可能にする大型マルチ入力マルチ出力 (MIMO) アレイに対応している。この高性能センサーは、最新のシングルチップ4D画像レーダー技術を組み込んでおり、死角のない非常に広い視野 (方位角と仰角) を備え、複数のターゲットを検出して追跡する。小型のフォームファクターは、バイクやロボット工学の設計の課題に対応するように設計されている。
「私たちはPFFと提携できることに非常に胸を躍らせている。同社は2輪車および3輪車のライダー体験との調和、ならびに革新的なロボットへの応用の両面で、センサー技術の最前線にいる。バイクのライダーは最も脆弱な道路使用者であり、衝突の危険を下げるうえで、これは大きな前進の一歩となる」と、Vayyar ImagingのDirector of Business Development、Ilan Hayat氏は述べている。「車両タイプに関わらず、ライダーの安全性は妥協すべきものではない。PFFとの提携によって、車両の安全性基準をバイクに提供できることを大変喜んでいる」と、Hayat氏は付け加えている。
写真 - https://mma.prnasia.com/media2/1587161/vayyar.jpg?p=medium600