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SonoScapeのX5を宇宙での超音波画像検査用に搭載

SonoScape Medical Corporation
2021-07-20 11:58 1685

【深セン(中国)2021年7月20日PR Newswire=共同通信JBN】3人の宇宙飛行士が搭乗した宇宙船、神舟12号が6月17日、打ち上げられ、低軌道上で建設中の中国の宇宙ステーション「天宮」の完成に向けた一歩を踏み出した。宇宙飛行士は、船外活動や軌道上での主要技術の検証のため、3カ月間宇宙に滞在する。

長時間、微小重力状態に置かれると、人体には起立不耐症、筋骨格系障害、尿路感染症などにつながる心血管の失調をはじめとする様々な生理学的、生化学的変化が起きる(参照1)。

宇宙飛行士らは今回のミッションで、宇宙飛行中に超音波検査を行い自らの健康状態をモニターした。SonoScapeのX5は、中国国家航天局(CNAS)により飛行環境における医学研究支援のために選ばれるという栄誉に浴した。軌道上で機能する中国初の超音波装置であり、長時間の微小重力宇宙飛行の宇宙飛行士への影響の評価に役立つだろう。

SonoScapeの超音波部長、Feng博士は「使いやすさと安定性を保証するため、当社の超音波装置はハードウエアの厳格な認定、受入試験基準をクリアした。当社の研究開発チームは限界を打ち破り、宇宙での画像検査を高いレベルに到達させた。航空宇宙超音波検査は、長期間にわたる無重力と放射線の人体への影響に関するより深い知見を研究者にもたらしてくれるだろう」と語った。

中国の有人宇宙飛行計画によると、宇宙ステーションの建設は2022年までに完了、宇宙飛行士の長期滞在と大規模な科学、技術、応用実験をサポートしていく。SonoScapeは今後も、航空宇宙医学研究を支援し、乗組員の健康管理の向上につながる効果的な情報を提供するという使命を果たしていく。

参照1:Law J, Macbeth PB. Ultrasound:from Earth to space.Mcgill J Med.2011:13(2):59

▽SonoScapeについて

2002年、中国の深センに設立されたSonoScapeは、超音波および内視鏡検査ソリューションの提供と、一流のサービスの提供による「Caring for life through innovation(イノベーションを通じた生命の慈しみ)」に全力を尽くしている。現在、深セン、上海、ハルビン、武漢、東京、シリコンバレー、シアトルに7つの研究開発センターがある。SonoScapeはこの3年間、収益の20%近くを研究開発に投じており、今後もより先進的な製品の発表が予定されている。

ソース:SonoScape Medical Corporation

ソース: SonoScape Medical Corporation