*アーバン・エア・モビリティーeVTOLの安全性と事業化に焦点を当てた画期的な訓練プログラム
*アーバン・エア・モビリティーのパイオニアVolocopterが、飛行訓練の世界的リーダーCAEと提携し、Volocopter初の電動垂直離着陸(eVTOL)機のサービス開始に備えたeVTOLパイロット訓練プログラムを開発へ
*CAEは、Volocopterの成長とグローバルなパイロットの訓練をサポートするため国際訓練ネットワークの拡大にコミット、予想投資額は最大4000万米ドル
モントリオール、ブルッフザール(ドイツ), 2021年7月9日 /PRNewswire/ -- 飛行訓練のグローバルリーダーCAE(NYSE:CAE)(TSX:CAE)と、アーバン・エア・モビリティー(UAM)のパイオニアVolocopterは8日、最終合意を前提とした、電動垂直離着陸(eVTOL)機運航に向けた革新的なパイロット訓練プログラムの開発、認証、展開のための戦略的パートナーシップ契約に署名したと発表した。この業界初のeVTOLパイロット訓練プログラムは、人工知能(AI)、仮想現実(VR)、複合現実(MR)などCAEの先端技術やデータ分析とUAMエコシステムへの統合要件に対するVolocopterの優れた理解力を活用することで、将来のパイロット人材を養成し、eVTOLの運航がグローバルかつ安全に導入できるようにする。
UAMは、都市内およびその周辺の空間コネクティビティーに焦点を当てた航空業界の新分野である。Volocopterの電動航空機シリーズは、今日の化石燃料依存度の高い都市部の人(VoloCity(https://www.volocopter.com/solutions/volocity/ )、VoloConnect(https://www.volocopter.com/solutions/voloconnect/ ))と物(VoloDrone(https://www.volocopter.com/solutions/volodrone/ ))両方の往来を緩和するよう設計されている。同社初の商用eVTOL機VoloCityは、欧州航空安全機関(EASA)での認証プログラムが順調に進んでおり、2024年のパリ五輪に間に合うよう最初のサービスを開始する予定。Volocopterは、ダイムラー、Aeroports de Paris、Microsoft Azure、そして今回のCAEといったグローバルリーダーとの既存の契約およびパートナーシップを通じて、今後5年以内に世界中の多くの都市でサービスの開始を計画している。Volocopterは、航空機と運航について世界最高の安全基準による認証を目指している。
CAEは、運航開始から数年間に予想されるVolocopterのパイロット需要を満たすため、訓練ネットワークを世界中に拡大することに同意しており、予想投資額は最大4000万米ドル。CAEは、Volocopterの成長と足並みをそろえる形で訓練機器と教官を配置していく。契約の一環として、Volocopterはパイロット訓練プログラムの認証に使用するシミュレーターをCAEから購入する。CAEは、Volocopterの訓練ソフトプロバイダーとして将来のパイロット向けに特別に設計された、訓練生本位の新しい訓練ソフトを作成するとともに、パイロット訓練生に、訓練をより速く、より効率的にする専用のリソースも提供する。
VolocopterのFlorian Reuter最高経営責任者(CEO)は「UAMサービスを世界中の都市に広げていくに当って、Volocopterのパイロット専用の訓練、資格が重要な要素になる。新たな航空機プログラム用にクラス最高の革新的なパイロット訓練ソリューションを開発してきた実績のあるCAEと提携できるのは誇りだ。これは、Volocopterのサービス開始の時期と規模にとって大きなプラスになる。われわれはCAEの支援を大変喜んでおり、未来志向の技術を結集して航空の安全確保に取り組むパートナーとして協力していきたい」と語った。
CAEのNick Leontidis民間航空訓練ソリューション・グループプレジデントは「ハイテク企業でパイロット訓練業界のリーダーでもある当社は、世界をより安全な場所にするソリューションの提供を絶えず検討している。当社はVolocopterの素晴らしいビジョンをサポートすることを約束しており、当社のデータ駆動型ソリューション、ワールドクラスのパイロット訓練経験、および世界中の民間航空当局との長年の関係を通じて、運航の安全性を最優先したUAMパイロット訓練の設計をリードしていきたい」と語った。
今月発行されたCAEのホワイトペーパー「最新エア・モビリティー(Advanced Air Mobility)」(https://www.cae.com/civil-aviation/evtol-air-mobility-pilot-training )で概説されているように、エア・モビリティーの進展はパイロット需要をさらに急増させ、運航開始から10年以内に6万人のパイロットが必要になると推定されている。VolocopterとCAEは、規制当局から将来のパイロット訓練プログラムの認可を得るため、緊密に協力していく。
▽Volocopterについて
Volocopterは、世界中の大都市に手頃な価格のエアタクシーサービスを提供するため、世界初の持続可能で拡張性の高いアーバン・エア・モビリティー・ビジネスを構築している。同社は、都市内で乗客を安全かつ静かに輸送する、初の認証済みの完全電動「eVTOL」機VoloCityを開発している。Volocopterはインフラ、運航、航空輸送管理分野のパートナーと協力し、「アーバン・エア・モビリティーを生活にもたらすことを実現」するのに必要なエコシステムの構築を主導している。Volocopterは、ダイムラー、Geely、DBシェンカー、ブラックロック、インテルキャピタルなどの投資家から総額3億2200万ユーロを調達している。www.volocopter.com
▽CAEについて
CAEはデジタルイマージョンの最先端にあるハイテク企業で、世界をより安全な場所にするためのソリューションを提供している。70年以上の業界初の記録に支えられている当社は、顧客体験を再検討し、民間航空、防衛・安全保障、ヘルスケア分野の訓練・運用サポートソリューションに革命をもたらし続けている。当社は、確実に成果を出すことが求められる、複雑でハイリスクだがリターンも大きい、規制の多い環境で事業を行っている世界中の顧客に選ばれるパートナーである。当社のソリューションに顧客の継続的ニーズがあることは、CAEの収益の60%超が経常的なものであることに表れている。当社は業界内で最大のグローバルプレゼンスを維持しており、35を超える国々に約1万人の従業員、160の施設、訓練場がある。www.cae.com
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