【ジャカルタ(インドネシア)2021年6月8日PR Newswire=共同通信JBN】インドネシアでトップのデジタルヘルスプラットフォームであるAlodokterはこのほど、Telkom Group子会社の MDI VenturesとSamsung Ventures Investment Corporation(Samsung Ventures)から新たな資金を調達した。Alodokterに対して継続されるMDI Venturesの支援は、Alodokterの驚異的な事業成長見通しに対する彼らの信頼と、インドネシアにおける公衆医療サービスを改善するという共有された使命の証しである。Alodokterは2019年以来、Softbank Ventures、Sequis、Golden Gate Ventures、フィリップス、Heritas、Hera Capitalなどの投資家から大幅な資金調達に成功してきた。Alodokterはこの資金をヘルスケアエコシステムの継続的な拡大とデジタル化のほか、Alodokterプラットフォーム向けの新製品開発に活用していく。
Telkom Groupには子会社を通じてイノベーションを支援し、インドネシアの数百万人の国民にソリューションを提供することに引き続きコミットする使命がある。MDIはこれまでにインドネシアおよび海外の50を上回るスタートアップ企業に投資を行っており、投資の重点はヘルステック、フィンテック、アグリテック、物流、ニューリテール、ディープテック分野に置かれている。
MDI VenturesのDonald Wihardja最高経営責任者(CEO)は「Alodokterは総合的なヘルスケアソリューションを成長させた証明済みの実績を持っている。遠隔医療から保険にいたるまですべてのイノベーションは、利用可能で手ごろな代金のヘルスケアサービスに対するインドネシアのニーズに応じるために開発されてきた。MDIからの資金はインドネシアのBUMN(国有企業)数社との今後の協力を通じて医療サービスの成長をさらに拡大していく」と語った。
Telkom GroupのEdi Witjara企業・ビジネスサービス担当ディレクターは「医療サービス利用への需要増大に伴った今回の追加資金投入は、SOE環境の中で革新的な製品を増やし、インドネシアの数百万人の国民にソリューションを提供することに引き続きコミットするというTelkomの使命に合致している」と述べた。
Samsung Venturesはもっぱら、世界の通信、ソフトウエア、インターネット、バイオエンジニアリング、ヘルスケア産業分野の中で、新しく革新的な技術を持ったスタートアップや企業に投資している。Samsung VenturesはAlodokterのエンドツーエンドのエコシステムの可能性を信じ、同社が成長を続けてインドネシアにおける最も革新的なデジタルヘルスプラットフォームになることを確信している。
今回の資金調達は、インドネシアにおける統合デジタルベースのヘルスケアを開発するというAlodokterの使命を実現する上で大きな役割を果たす。Alodokterプラットフォームは現在、インドネシアで数百万人の患者を抱えた4万3000人以上の医師と1500以上の病院・診療所につながっている。Alodokterはプラットフォームを通じて、信頼できる健康コンテンツ、一般開業医や専門家へのアクセス(遠隔医療)、病院の医師のオンライン予約、電子薬局による医薬品の購入、手頃な保険パッケージなど、包括的なデジタル医療サービスを提供している。
Alodokter のNathanael Faibis創業者兼CEOは「MDI Ventures とSamsung Venturesからの投資は、Alodokterのエコシステムの一段の改善に向けられる。従来からの投資家であるMDI Venturesからの信頼に感謝し、われわれの旅に参加してくれるSamsung Venturesを歓迎する。今後の主要な重点分野としては、技術革新、人材プールの拡大、新たな特徴と機能の追加などがある。われわれが実施した拡大は常に、Alodokterプラットフォームでの迅速で正確、かつ信頼性の高い消費者体験の提供に重点が置かれている。われわれのエコシステムをさらなる国有企業と統合することより、より多くのインドネシアの患者にテクノロジーによるヘルスケアへのアクセスを提供することを期待している」と語った。
AlodokterのSuci Arumsariプレジデント・ディレクター兼共同創業者は「パンデミックが患者、ヘルスケア提供者の双方に対して、遠隔医療サービスの受け入れを促進した。テクノロジーによってより良きヘルスケアを可能にすることがこれまで以上に不可欠になったと確信している。Alodokterは、インドネシアの家族のためにヘルスケアへのアクセスを民主化するという本来の使命に忠実であり続ける。それ故に、現在のAlodokterの急成長段階においてMDI Ventures や Samsung Ventureのような投資家から力強い支援を得たことに感謝している」と語った。
Alodokterに関する詳細はalodokter.com(https://www.alodokter.com/ )を参照。
▽Alodokterについて
Alodokterは、Nathanael Faibis、Suci Arumsari両氏が2014年に開発したインドネシアを代表するヘルスケア・スーパーアプリである。Alodokterは、遠隔医療、医師の予約、メディカルコンテンツ、e-ファーマシー、健康保険サービスなど、エンドツーエンドのデジタルソリューションを患者に提供している。インドネシア有数の遠隔医療プラットフォームであるAlodokterには、月間3000万人以上のアクティブユーザーがおり、同プラットフォームには4万3000人以上の認定医師がいる。
▽MDI Venturesについて
MDI Venturesは、インドネシア最大の通信企業傘下で8億4000万米ドル超の複数ステージのベンチャーキャピタルである。インドネシア最大のテクノロジー部門への投資会社であり、アジアで最も優れた業績のファンドの1つを擁している。同社の世界的なポートフォリオは、ヘルスケア、物流、フィンテック、ディープIT、コンシューマーテックなど、幅広い分野にまたがっている。同社の親会社のPT Telekomunikasi Indonesia Tbk(Telkom Group)はインドネシア共和国の国有企業である。同社はインドネシア証券取引所(IDX: TLKM)に上場しており、ニューヨーク証券取引所(NYSE: TLK)にも上場している。詳細は http://www.mdi.vc を参照。
ソース: Alodokter
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画像説明:Alodokter のSuci Arumsariプレジデント・ディレクター兼共同創業者