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インドネシアのヘルスケア・スーパーアプリAlodokterが3300万米ドルを調達

Alodokter
2019-10-17 12:15 1733

【ジャカルタ(インドネシア)2019年10月17日 PR Newswire=共同通信JBN】インドネシアの大手ヘルスケア・スーパーアプリAlodokterはフィリップス、Heritas Capial、Hera Capital、Dayli Patnersその他が参加してSequis Lifeが主導したシリーズCで3300万米ドルを調達した。既存投資家のSoftbank Ventures AsiaとGolden Gate Venturesもこのラウンドに参加した。

Alodokter共同創立者兼ディレクターのスチ・アルムサリと同社共同創立者兼最高経営責任者(CEO)のナサナエル・ファイビスの両氏
Alodokter共同創立者兼ディレクターのスチ・アルムサリと同社共同創立者兼最高経営責任者(CEO)のナサナエル・ファイビスの両氏

Alodokterはそのプラットフォームに月間2000万人のアクティブユーザーを持つインドネシアの主要なヘルスプラットフォームで、それによって世界で最も信頼されるヘルステックサービスの1つになっている。ナサエル・ファイビスCEOは「インドネシアの医療システムはこの10年で大規模な変化を遂げており、より成熟した市場に比べ、デジタルイノベーションを受け入れることに熱心である。インドネシアはデジタルネイティブの医療システム採用で世界初の国の1つになろうとしている。それは当社が創立以来経験している過熱した成長において重要な要素である」と述べた。

患者は今、Alodokterを使って医師とチャットし、予約を入れ、パーソナライズされたコンテンツを見つけ、健康保険を管理している。Alodokterは2万人の医師、1000の病院、クリニックの信頼されるネットワークと協力している。Alodokter共同創立者のスチ・アルムサリ氏は「正しい医療情報、適切な医師、正しい金融ソリューションを見つけることは、インドネシア全土の家庭にとってあまりに難しい。私は2人の幼い子どもの母として典型的なAlodokterのユーザーだが、医療の知識は限られている。私の家族の健康を管理することに関し、Alodokterは私の人生を変えた。私たちは全てのインドネシアの家庭のガーディアンエンジェルになることを望んでいる」と述べた。

▽Alodokterのエコシステムを利用し、新たな健康保険が迅速に拡大

Alodokterはその病院ネットワークの統合に資金を使い、最先端の健康保険サービスをさらに発展させる。2018年、同社は「Alodokter Protection」と呼ばれる健康保険を開始した。保険契約者はアプリから直接の申し込み、決済、請求ができる。同契約者は無制限のオンライン相談、病院への高品質なアクセスといった優れた一連のサービスを利用できる。同社は金融的な保護だけでなく、医療の旅路の中で正しい医療ソリューションに向かって患者を誘導する「21世紀の保険」を構築している。

インドネシアの民間保険市場は普及率が2%以下という未開拓状態で、隣国マレーシアの10分の1である。インドネシアの中産階級の家庭のほとんどは依然として、予期せぬ医療費の請求によって破産する高いリスクにある。ユーザーがAlodokterのシンプルで良心的な価格の保険商品を見つけた結果、過去6カ月の保険販売は15倍に跳ね上がった。

Sequis Lifeの取締役社長兼CEO、タタン・ウィジャジャ氏は「彼らのユーザー層にプラスして、彼らの強力な医療DNAと患者にエンドツーエンドのソリューションを提供するという極めて明確なビジョンに感銘を受けている。Alodokterはインドネシアのヘルスケアシステムの基礎になりつつあり、われわれはその旅路の一部にいられることを誇りに思う。われわれが協力することで、新技術とプロセス、それと共にインドネシアの未開拓な市場セグメントと顧客を見出すという目標の達成に一歩近づくだろう」と述べた。

▽Alodokterについて

Alodokterはナサナエル・ファイビスとスチ・アルムサリの両氏が2014年に構築した、インドネシアの主要ヘルスケア・スーパーアプリである。Alodokterは遠隔治療、医師の予約、医療コンテンツと健康保険サービスといったエンドツーエンドのデジタルソリューションを患者に提供し、月間で2000万人以上のユーザーに利用されている。

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20191016/2612600-1?lang=0

ソース:Alodokter

ソース: Alodokter