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中国に関係するグループRedEchoがインドの電力セクターを標的に

Recorded Future
2021-03-01 09:17 2562

主要な標的となったインドの電力セクターの10組織をRecorded Future Insikt Groupが特定

ボストン, 2021年3月1日 /PRNewswire/ -- エンタープライズセキュリティインテリジェンスの世界最大級のプロバイダ、Recorded Futureは本日、中国に関係するグループRedEcho(Insikt Groupが命名)によるサイバーキャンペーンの詳細を明らかにする、新しいレポートを公開しました。Recorded Futureによるネットワークトラフィックの大規模な自動分析と専門家による分析から、インドの電力セクターを標的とする脅威グループの活動が明らかになりました。

レポートの要点は次のとおりです。

  • Recorded FutureのInsikt Groupは、RedEchoが、インドの発電と送電のセクターの10組織、海運セクターの2組織を標的としていることを特定しました。
  • Insikt Groupは、これらの組織が標的とされているということから、中国の戦略的目標を支援するためのネットワークへのアクセスの準備が行われている可能性が懸念されると考えています。
  • RedEchoは、強力なインフラストラクチャを持つ点と、その被害者の選択の仕方において、中国のグループAPT41/BariumやTonto Teamと似た点がありますが、ShadowPadは少なくとも中国の5つのグループによって使用されています。
  • 中国は、投資プログラム一帯一路構想の範囲にある国に影響力を行使し続けているため、インドの戦略的に重要な組織を標的とした中国のグループによるコンピューターネットワーク作戦(CNO)は、2021年に増加すると考えられます。

「一国の重要なインフラストラクチャを対象としたサイバー攻撃は、スパイ活動であれ悪意のある活動であれ、大きな損害をもたらし、長期的な悪影響を及ぼす可能性があります。中国による戦略的な方針や取り組みに従ったサイバー活動は長い間確認されてきており、RedEchoによる今回のキャンペーンもその一端です。このような攻撃を防ぎ、組織内および国家内の両方で攻撃者をプロアクティブに妨害するには、正確かつ実用的なインテリジェンスが不可欠です」— Recorded Future、CEO兼協同創業者、Dr. Christopher Ahlberg

レポートの全文はこちらからご覧下さい: 中国に関係するグループRedEchoが、国境での緊張が高まるなかでインドの電力セクターを標的に

中国の脅威アクティビティグループについてのその他のリソースは、Recorded FutureのWebサイトからご覧下さい: https://www.recordedfuture.com/resources/ 

Insikt Groupについて
Insikt Groupは、Recorded Futureの脅威調査部門です。技術的な脅威インテリジェンスと外国の攻撃者の戦術、技術、手順(TTP)についての世界トップレベルの専門家で構成されており、政府や業界に関する豊富な経験とネイティブレベルの外国語スキルを持つアナリストとセキュリティ研究者が在籍しています。

Recorded Futureについて
Recorded Futureは、エンタープライズセキュリティインテリジェンスを提供する世界最大級のプロバイダです。継続的かつ広範な自動化されたデータ収集/分析と、人による分析を組み合わせることにより、タイムリーかつ正確で実用的なインテリジェンスを提供します。混沌と不確実性が増している時代において、Recorded Futureは組織が脅威をより迅速に特定/検知する上で必要な可視性を提供するとともに、攻撃を阻止するためにプロアクティブなアクションを取り、人、システム、アセットを保護することで安心してビジネスを展開できるように支援しています。Recorded Futureは、世界中の企業や政府系機関で利用されています。詳細はhttps://www.recordedfuture.com/jp/をご覧下さい。

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ソース: Recorded Future