【上海2021年2月3日PR Newswire=共同通信JBN】Suning Holdings Groupが所有するFortune Global 500企業である中国の大手スマートリテールサービス業者Suning.com(002024.SZ)はこのほど、2020年の年間決算プレビューを発表した。プレビューによると、2020年1-12月に2575億6200万-2595億2000万人民元の年間営業収益を達成した。Suning.comはまた、第4四半期の自社のリテールクラウドプラットフォームを通じた商品販売が前年比33.61%増加し、その一方で自営ストアからの販売が前年比45.28%増加したと発表した。
▽Suning.comはユーザー数と売上高の大幅増加を予想
Suning.com のスマートリテール機能が成熟するにつれ、当社はリテールクラウドプラットフォーム戦略を積極的に発展させてきた。Suning.comはオンラインのリテールプラットフォームの総合的ベンチマークを実施し、eコマース事業を統合し、戦略的な投資を導入し、従業員持ち株制度拡大計画を発表し、さらに独立したビジネスリスティングの開発を行った。
こうした展開が第4四半期のユーザーの活動の大幅拡大につながり、購入客数は前年同期比52%増加した。12月だけでSuning.com の月間アクティブユーザーは前年比68%増加した。
Suning.comの自営商品小売りおよび物流部門からの収益も、プラットフォームでの上場企業の比率減少と、中小および零細リテーラーの比率増加によって急成長を達成することが見込まれている。
さらにSuning.comの財務状況および外部資源は一連の新たなパートナーシップにより強化された。2020年にSuning.comのリテールクラウド・フランチャイズストアは急速に拡大し、この年に開店した新規店は3201となった。この事業は急速な成長を維持し、年間売上高は前年比で100%を上回る増加となっている。
事業の急速な発展により、Suning.comのキャッシュフローは2020年に引き続き回復した。第4四半期の営業活動からのネットキャッシュフローはSuning.comの状況を改善させ、2020年の年間ネットキャッシュフローに青信号をもたらすと予想される。
▽売上高は今後3年間、20%以上の複合成長率達成の見通し
Suning.comはまた、従業員持ち株制度計画の第4段階も発表した。これには企業発展目標と、会社および個人レベルでの業績指標が含まれている。
評価期間は2021年から2023年までの3会計年度にわたり、業績評価はSuning.comに直結し、収益額は総利益の控除額と連結する。Suning.comは、従業員持ち株制度と株式奨励策のための株式買戻しに最大10億人民元の自社資金活用を計画していることを発表した。
▽効率強化と事業合理化によりリテール開発を加速
Suning.comは物流開発戦略を一段と明確にし、自社のプラットフォーム上のサプライヤーと販売業者への総合倉庫保管と流通サービスの提供に注力した。こうした動きにより、Suning.comは2020年の中国物流企業トップ50社リストの中で最高位となった。
現在当社の倉庫保管と支援施設は面積が1200万平方メートル以上に及び、大型倉庫から小規模施設、コールドチェーン貯蔵、クロスボーダー物流、コミュニティーベースの倉庫ネットワークまで、その種類は多岐にわたっている。活動範囲を拡大するために、Suning.comは3層からの倉庫ネットワークを確立した。これは集中型の地域倉庫グループ、発送倉庫グループ、第一線倉庫グループから成っている。こうした配置は2万を超す流通経路とターミナルにまたがり、それによりSuning.comが24時間以内に国内の95%に到達することが可能になっている。
2020年にSuning.comは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)がオフライン販売にもたらした影響の観点から、コスト削減、効率強化、事業焦点の強化に重点的に取り組むための一連の措置も実施した。この報告書発表に先立ち、Suningは今後10年間の戦略を発表し(https://en.prnasia.com/releases/global/suning-sets-out-strategy-for-its-fourth-decade-transforming-from-a-retail-franchise-to-global-retail-service-provider-305386.shtml )、主要なリテールビジネスに焦点を当てることを約束した。既存店舗を一段と最適化し、調整するために進行中の計画と市場の安定した回復により、売り上げと利益は2021年に回復することが予想されている。