ロンドン
2021年1月15日
/PRNewswire/ -- 水素発電技術の主要事業者AFC Energy(https://www.afcenergy.com )(AIM: AFC)は15日、同社初の戦略的エンジニアリング提携契約を、輸送・エネルギー分野で強固な信用のある革新的エンジニアリング・設計ソリューション創出の世界的リーダーであるRicardo(http://www.ricardo.com )と結んだことを発表する。
契約は水素燃料電池製品・サービス提供の共同開発が中心で、海運、鉄道、固定発電の3主要分野に当初の重点を置く。共同事業は輸送、エネルギー、重要な国家的インフラストラクチャーを脱炭素化する世界的な取り組みを直接支援する製品とサービスを開発する。
共同事業はAFC Energyが同社の燃料電池を利用する製品を拡大し、水素燃料発電・推進システムの拡大する国際市場での同社の技術的・商業的実現可能性を実証する機会を生み出すだろう。
両者は、国際海運や分散型電源を含むオフグリッド、またはリモート電力ニーズの選ばれた燃料として、低コストですぐに利用可能な高エネルギーの高濃度グリーンアンモニア(水素ガスではなく)の利用によって実現する利益を考慮する。
AFC Energy plcのAdam Bond最高経営責任者(CEO)は次のように述べた:
「グリーンアンモニアなどの排出ゼロ燃料利用によるeモビリティーやオフグリッド電力システムの脱炭素化を支援するAFC Energyのアルカリ燃料電池の役割は、ますます明白で有意義になりつつある。
世界有数のエンジニアリング企業Ricardoと提携し、化石燃料の燃焼への伝統的な依存がもはやリモート発電の適切な、あるいは許容される方法とは見なされない広範な業界にわたって当社のアルカリ燃料電池システムが活用され得る新しい革新的な方策を十分に探れることは喜ばしい。当社の重点市場でRicardoとの提携がさらに進み、それぞれに巨大なチャンスをもたらすことを期待している」
Ricardo plcのMike Bellグループ戦略輸送担当取締役は次のように述べた:
Ricardoはエネルギーの持続可能なグリーンパワーへの転換で世界一流の名門であり、ネットゼロの目標達成を支援するエンジニアリングソリューションの追求で世界の主要な相手先商標品受託製造業者(OEM)や産業パートナーの多くと協力している。当社はオフグリッド・リモート発電環境での低コスト・高効率のアルカリシステムの潜在力を際立たせてきたAFC Energyのアルカリ燃料電池技術の専門知識も認めている。
当社はAFC Energyと提携し、アルカリ技術が脱炭素化と持続可能性で重要な役割を果たす可能性のある海運、鉄道などの分野で燃料電池活用の新たな機会を探ることを非常に喜んでいる」
両社は数カ月間の協議に続き、グリッドの不安定性とゼロエミッション代替動力の必要性に関係する個々の顧客ニーズに対応して、すでにRicardoの顧客に共同で提案書を提出した。重要市場での共同事業に関してさらなる機会を2021年に明らかにする。
▽AFC Energy plcについて
AFC Energy plcは拡張可能なアルカリ燃料電池システムを実用化し、オングリッドとオフグリッドの利用にクリーン電力を提供している。英国で過去12年にわたって開拓してきたこの技術は現在、地域電力ニーズの脱炭素化へのポートフォリオアプローチの一環として、電気自動車の充電器、オフグリッドの分散型電力システム、産業ガスプラントに利用可能である。
▽Ricardo plcについて
Ricardo plcは輸送、エネルギー、希少資源の分野を専門とする世界的な戦略エンジニアリング・環境コンサルタント企業である。その業務は乗用車、商用車、鉄道、防衛、モータースポーツ、エネルギー、環境など広範な市場領域に及び、顧客リストには運輸事業者、製造業、エネルギー企業、金融機関、政府が含まれる。Ricardoは技術コンサルタントサービスに加え、エンジン、トランスミッション、電動モーターと発電機、バッテリーパック、燃料電池システムを含む複雑な製品と部品の設計と高品質の試作品提供、少量生産が可能な社内エンジニアリング機能を備えている。