【南京(中国)2020年10月19日PR Newswire=共同通信JBN】Suning Holdings Groupが所有する中国の大手オンラインツーオフライン(O2O)スマートリテール業者Suning.com(002024.SZ)はこのほど、2020年第1から第3四半期決算プレビューを発表した。プレビューでは引き続き収益性の向上が示され、上場企業の株主に帰属する純利益は6億7000万元から9億2000万人民元に達すると予測されている。
ピーク期間中のエアコン需要が好調だったことや818セールスプロモーションを展開したことを背景に、Suning.comのオンラインビジネスは目覚ましい成長を遂げ、決算対象期間中のオープンプラットフォームの商品取引額は前年同期比56.83%の急増となった。
1-9月にSuning.comはまた、オンラインとオフラインのリテールチャンネルの優位性を活用してオンライン販売の着実な伸びが後押しされ、取引額は前年同期比で18.15%の伸びを記録した。
Suning.comは、インテリジェントなマーケティングツールによりオンラインプラットフォームを最適化して物流と倉庫保管サービスを改善し、より幅広い商品を提供することで、各業者が輸送配分やコンバージョン率を強化するのを支援した。
デジタルパワーを活用してSuning.comのリテールクラウドフランチャイズ店はオンラインとオフライン店の間の壁をなくし、サプライチェーンをオフライン店とソーシャル電子商取引に結合する新しいビジネスモデルを作り出した。その結果、1-9月に開店した新規のリテールクラウドフランチャイズ店は2432店に上り、Suning.comのリテールクラウドフランチャイズ店の総売上高は前年同期比77.5%増加した。このうち871店は第3四半期に開店し、売上高が108%増加するのを支えた。
パンデミックに積極的に対応したのに加え、Suning.comはリテール業者であることからリテールサービス・プロバイダーへの転換を加速化させた。その一方でSuning.comはプッシュオーダーやグループ購入、ライブストリーミングによるプロモーションを通じて第3四半期の店舗外販売を引き続き促進した。グループはCarrefour China のサプライチェーンの統合を一段と進めて市場機会を獲得し、宅配ビジネスを発展させた。決算期中にプラットフォームは商品範囲を着実に拡大させ、8月のアクティブユーザー数は前年同期比22.49%増加した。
経費削減策と経営効率の向上によりSuningはまた、商品サプライチェーンやユーザー管理、サービスを最適化した。グループは引き続き、ミッドプラットフォームシステムの構築に集中し、オフライン店舗のリテールクラウド店への転換を加速化し、統合を強化する。
ユーザー体験の向上を優先しつつ、外部サプライヤーへの開放を促進し、全ての商品カテゴリーにわたって特化した経営を最適化し、インフラの拡大を通じて自社の物流機能を整備する取り組みを進める計画を強化した。
▽Suning Holdings Groupについて
1990年に創業したSuningは中国の大手商業企業の1つであり、中国と日本に上場企業2社がある。Suning Holdings Groupは2020年、中国の非国有企業トップ500社の2位にランクされ、年間売上高6652億5900万人民元(約970億米ドル)でインターネットリテール部門のリストで引き続き首位だった。Suningは「全ての人のために一流の質の生活を創造することにより、業界全体のエコシステムを主導する」との企業使命を守り、商業不動産、金融サービス、スポーツを含む複数の垂直事業で構成する企業エコシステムを通じてリテールのコアビジネスを強化し、拡大している。オンラインおよびオフライン・リテール事業のパイオニアで主要な子会社であるSuning.comは、2017年から2020年まで4年連続でFortune Global 500のリストに入った。