ロンドン, 2020年9月18日 /PRNewswire/ -- 国際テニス連盟(ITF)は、テニスの女子ワールドカップであるフェドカップを「ビリー・ジーン・キング・カップ by BNPパリバ(Billie Jean King Cup by BNP Paribas)」と改名したことを今日発表しました。
主要な世界団体選手権大会に女性の名前が付けられたのは史上初のことであり、当トーナメントの新しい時代の幕開けとスポーツ史上画期的な変化が到来したことを意味します。
コート上ではチャンピオン、コート外ではパイオニアであるビリー・ジーン・キング氏は、グローバルに平等を訴えるキャンペナーであり、あらゆる差別を撤廃するための戦いに人生を捧げてきました。キング氏が体現する価値観は、女子スポーツ界最大の年次国際団体選手権大会となるまでに成長を遂げたフェドカップの理念を表すものです。
この改名は、首位12ヵ国がブダペストで1週間にわたり世界首位を競うというファイナルズの新たな形態の導入に続いて実施されます。2021年以降、ビリー・ジーン・キング・カップのファイナルズは女子チームスポーツで最大の賞金額を毎年授与することになります。
ITFデビッド・ハガティ会長:「第一回フェドカップで米国チームのメンバーとして勝利を勝ち取り、女子テニス協会を創設し、米国史上で初めて女性として大統領自由勲章を贈られるなど、ビリージーンキングさんは次から次へと新境地を切り開いてこられました。そして今日、彼女が達成した数々の記録に、『史上初』の偉業がまた新たに加わることになります。この改名は彼女が成し遂げてきたあらゆる功績にふさわしい賛辞を表するものであり、将来の世代の選手の心に光を灯し続けるものであるはずです。」
キング氏のフェドカップとの絆は、1963年の初回トーナメントの際に始まり、以降40年にわたり両者のゆるぎない関係が築かれました。初出場後、キング氏は選手とキャプテン両方の立場で史上最多の合計10回トロフィーを掲げました。2019年にキング氏は当大会初のグローバルアンバサダーに任命されました。
ビリー・ジーン・キング氏:「自国をチームの一員として代表する気持ちはほかに比べようがないもので、だからこそ私にとってこの大会は本当に特別で大切なのです。テニスの女子世界選手権に自分の名前が付けられるのは名誉なことであり、それが意味する自身の責任を、私は軽く受け止めてはいません。私達の任務は、このビジョンを将来の世代の少女たちと共有することです。なぜなら、人間にはビジョンを目にすれば、それを体現する力があるからです。」
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