- 平均寿命に貢献するとされる日本食に使用する際の健康上の利点など、病気を予防するオリーブオイルの健康面の宣伝に焦点を合わせる
東京
2020年9月8日
/PRNewswire/ --
欧州連合(EU)との協力の下、スペイン産オリーブオイル(Olive Oils From Spain)(https://oliveoilworldtour.jp/ )は、日本で3年目のオリーブオイル・ワールドツアー(Olive Oil World Tour)を開始し、いかにオリーブオイルが健康に貢献するか日本の人々に伝えた。
日本とスペインはそれぞれ、世界保健機関(World Health Organization、WHO)による2019年世界平均寿命ランキングで1位と3位にランク入りした。ワシントン大学のInstitute for Health Metrics and Evaluation(保健指標評価研究所)は2018年に、スペインが2040年に平均寿命で日本を抜いて1位になると予測した(https://www.thelancet.com/action/showPdf?pii=S0140-6736%2818%2931694-5 )。これほど素晴らしい平均寿命の理由1つは食習慣だ。「地中海料理」と呼ばれるものは、スペインの文化と社会の産物である。これは現地で主流の食べ物で、日本での和食(日本料理)のような位置付けだ。地中海料理は、全粒穀物や穀類、旬の果物や野菜、豆やナッツを豊富に使用することを特徴とする。また、オリーブオイルを多く含み、肉をベースとした脂質の大量摂取と関連した肥満や生活習慣病につながる飽和脂肪酸をあまり摂取しない。
日本の食事の基本的な構成は、汁物、米、3つのおかずだ。これらの食事はたくさんの穀物と魚でできており、理想的な栄養バランスを実現する手助けとなる。地中海料理のように、日本料理にはあまり飽和脂肪酸が含まれておらず、これが日本人の長寿に貢献しているとされている。
スペインで実施されたPREDIMED Study(地中海食研究)(http://www.predimed.es/ )が、さまざまな病において高リスクにある人々に健康的な材料とエクストラバージンオリーブオイルを使用した地中海料理の効果を試験した際、血管疾患および脳卒中のリスクに30%、糖尿病のリスクに40%の減少が見られた。オリーブオイルの主成分である一価不飽和脂肪酸の1つ、オレイン酸が血中コレステロール値を改善するのに役立つ一方、エクストラバージンオリーブオイルのポリフェノールは心血管疾患のリスク因子である血中コレステロール量を減少させる。さらに、エクストラバージンオリーブオイルは酸化によって引き起こされる損傷から細胞を守る天然の抗酸化物質、ビタミンEも含んでいる。
栄養士のKumiko Yoneyama氏は、寿命を延ばすと言われる料理の和食にオリーブオイルを使うことについてコメントした。「オリーブオイルは日本の食べ物とよく合う。これはもちろんシソのような香味野菜と柑橘類のユズと共に、魚や豆腐、納豆、その他の大豆製品を含む。大半の人々はオリーブオイルをサラダなどの料理に使うものと考えているが、オレイン酸は熱や酸化に強いので天ぷらなどの揚げ物にもお勧めしたい。さらに、オリーブオイルは動脈硬化や老化を防止するのに役立つ抗酸化物質を豊富に含んでいるため、日本料理にオリーブオイルのような質の高いオイルが日常的に使用されてその効果が増強されることを期待している」
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