【南京(中国)2020年8月3日PR Newswire】7月30日の夜、Suning Holdings Croupが保有する中国大手のO2Oスマートリテーラー、Suning.com(002024.SZ)は2020年上半期の半期業績プレビュー報告を発表した。同報告によると、Suning.comの2020年1月から6月の売上高は1941億5500万人民元に達し、前年同期比で5.40%増だった。オンラインの売上高が20.19%と顕著な成長を示し、いまや事業全体の69.43%を占めるに至った。
今年の上半期、国内経済はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックの結果として大きな試練に直面した。Suning.comはこうした前例のない時期に同社のオンラインとオフライン両方の能力を活用し、事業戦略を見直してビジネスの質と効率性を改善することに重点を置き、こうした全てが同社の収益性を高めた。その素早い対処により、Suning.comは営業利益で1182億4000万人民元、前年同月比で76.74%の際立った伸びを達成した。
▽オンラインの売上高が急速に増加
オフラインのリテール環境はパンデミックの影響で巨大な圧力にさらされ、上半期で影響を受けた主要産業の1つだった。しかしステイ・アット・ホーム(自宅にこもる)経済によってオンライン販売が大きく伸び、データによると中国のオンライン販売は前年同期比で7.3%増加した。Suning.comはオンラインプラットフォーム全体で円滑な運営を確実に行い、それと共にコミュニティーマーケティング、店外販売、宅配でデジタル手法を使い、オフライン店舗の販売も促進することに重点を置いた。その結果、Suning.comのオンライン販売は前年同月比で20.19%の増加を記録し、第2四半期だけでもオンライン販売は前年同期比で27.11%増加して、6四半期で最高の伸びとなった。
それに加え、Suning.comはパンデミック中に同社のオフラインアウトレットをリテール・クラウド店舗に変革することを加速した。6月末、Suning.comのオフライン店舗からの見込み発注は前年同期比で113.80%増だった。
今年上半期、Suning.comはCarrefour Chinaとの中核的パートナーシップを通し、FMCG(日用消費財)分野で素早い飛躍的発展を遂げた。1月から6月まで、雑貨品の売上高は前年同期比で106.70%増加した。この数字は818ショッピング・フェスティバルの結果によってさらに成長の一途であると予想されている。Carrefourのオンライン運用能力も今年上半期に大きく向上し、同社は訪問販売事業ならびにSuning.comのエコシステムからのトラフィック流入によって成長を達成している。
Suning.comはオンラインショッピングのトレンドを理解して、強化したソーシャルメディア・マーケティングやマイクロビデオ・プラットフォームと提携して会員層全体の消費者ニーズを積極的に引き起こした。この事業は今年上半期に4683万の登録ユーザーを新規で獲得し、6月のアクティブユーザー数も上昇して前年同月比で22.37%増となった。6月30日現在、Suning.comは6億200万人の登録ユーザーを擁している。
▽リテーラーからリテールサービス・プロバイダーへ
さらに、Suning.comは拡大計画を加速し、同社のリテールサービス・プロバイダーを戦略的にアップグレードした。Suning.comはパンデミックの試練に積極的に対処したことに加え、同社のリテール・インフラストラクチャーを迅速に拡大する機会を活用してリテーラーからリテールサービス・プロバイダーに移行するという同社の野心を加速する。
Suning.comはオープンデジタルプラットフォームの機能を深化させ、パーソナライズされたレコメンド、データマーケティング・ツール、物流・倉庫サービスを実現した。こうした機能は加盟店がトラフィック分配やコンバージョン効率を改善することに貢献し、ユーザーの商品体験を高める。プレビュー報告によると、今年上半期、プラットフォーム上では非電気製品を扱う加盟店の割合が87%増加した。この期間中、加盟店の数と加盟店の活動が顕著に増加した。その上、このオープンプラットフォーム上での商品取引額は前年同期比で63.71%増となる531億3300万人民元に達した。
Suning.comのリテールクラウド・フランチャイズ店舗はデジタルの力を通じて、オンラインとオフライン店舗の区別を取り払い、オフラインとソーシャルeコマースをサプライチェーンと一体化する新たなビジネスモデルを構築した。その結果、Suning.comのリテールクラウド・フランチャイズ店舗はパンデミックによる下降トレンドにもかかわらず、上半期に1563の新たなリテールクラウド・フランチャイズ店舗が開店した。これら店舗の迅速な展開を支援するため、Suning.comは農村部における同社の物流とアフターサービス能力も強化した。
物流インフラストラクチャーの面では、Sunning.comは2020年6月現在、全国44都市で58の物流基地を稼働させている。今年上半期、Suning Logisticsはターミナルアウトレットに向けた提携システムを促進してターミナル物流ポイントを支援し、運用効率を改善した。当社は現在進行している倉庫と配送サービスの統合にも重点を置き、外部パートナーへの開放性を高めた。2020年6月末、Suning Logisticsは外部パートナー向け総容量を前年同月比で77%増加させた。
Suning.comは7月27日の818会議の場で、リテールサービス・プロバイダーへとアップグレードするための戦略計画を強化した。それに加え、Suning.comはサプライチェーン、物流、ユーザーシナリオ、金融、テクノロジーに及ぶ5つのサービス能力をさらに集約して輸出すると共に、ユーザーのニーズにより良く対応するためにエネルギー産業エコシステムの中小零細企業を拡大すると発表した。
▽Suning Holdings Groupについて
1990年に創設されたSuningは中国で有数の商業企業で、中国と日本に上場企業がある。Suning Holdings Groupは2019年、中国の非国有企業トップ500社の上位3ブランドにランクされ、年間売上高は6025億人民元(約772億4000万ユーロ)でインターネット・リテール部門のリストでは引き続き首位だった。「全ての人のために一流の質の生活を創造することにより、業界全体のエコシステムを主導する」との使命に従い、Suningは商業不動産、金融サービス、スポーツを含む複数の垂直事業で構成する企業エコシステムを通じてリテールのコアビジネスを強化し、拡大している。オンラインとオフラインリテール事業のパイオニアで主要な子会社であるSuning.comは、2017年から2019年まで3年連続でFortune Global 500のリストに入った。
ソース:Suning Holdings Group