*次回イベントはシンガポールが主催
*ガス、LNG、エネルギーのバリューチェーンを支援する世界最大の総合展示会・カンファレンスがシンガポールで開催
シンガポール
2020年5月29日
/PRNewswire/ -- dmg eventsとガステック(Gastech)理事会は、シンガポール企業庁(Enterprise Singapore)およびシンガポール観光庁(Singapore Tourism Board)と協議し、ガス、液化天然ガス(LNG)、エネルギー業界を支援する世界最大の総合展示会・カンファレンスであるガステックの開催を2021年9月13-16日に延期することを共同決定した。
ガステック2020カンファレンスは、9月にバーチャルで開催する予定で、戦略的、技術的コンテンツをオンラインで配信し、ガス、LNG、エネルギー業界が参加する機会を実現し、業界が直面する共通の試練と機会に適応し対応する。
延期を発表する声明の中で、主催者であるdmg eventsは、共同決定は世界的なパンデミック、アクセシビリティ、および講演者、代表団、出展者、来場者の健康への懸念に基づくものだったと述べた。ガステック2020は今年9月にシンガポールで開催される予定だった。
dmg eventsのエネルギー担当副社長であるニック・オーンスタイン氏は「ガステック2020の延期は、世界がカーボンニュートラルなエネルギー環境へ向かう中、ガス、LNGおよびより広範なエネルギー業界に対し、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のエネルギー需要への影響を評価し、市場の成長機会を特定するためのより大きな視野を与える」と述べた。
「ガステックがエネルギー政策決定者と業界リーダーを参集する力を持つことは実証済みであり、これはCOVID-19後に経済が回復しガスの需要が高まるにつれて極めて重要となる。ガステック2021は集団的および個別の行動のロードマップを作るのに役立ち、未来のソリューションと戦略を見極める機会を提供する」
オーンスタイン氏は「シンガポールの当社パートナー、スポンサーおよび業界の支援を得て、われわれはこの直近の試練を克服し、ガス、LNG、エネルギー業界が今後10年間についてより低炭素のエネルギーアジェンダを設定し、人々の生活とグローバルな経済的繁栄に重要な役割を果たし続けるようにすることを確信している」と付け加えた。
9月のバーチャルカンファレンスに加え、ガステックがグローバルなガス業界の中心で重要な役割を果たし続けることを確かなものとするため、ガステックは、ガステック2021の前段階として一連のウェビナー、業界ニュースレター、独自のネットワーキング機会を創出し、業界をカーボンニュートラル・アジェンダを形作る課題および機会と結びつけるために洞察力に満ちた関連コンテンツを提供する。
ガステック2021の主催者にシンガポールを選択したことは、アジア経済地域がエネルギー需要を満たすために天然ガスとLNGへの移行を進めていることを反映する。世界のLNG需要は2040年までに7億トンに倍増すると予測されている一方、南アジア、東南アジアは増加した需要の半分以上を生産する見通しである。中国、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナムはいずれも、商用および国内向けのガスのインフラストラクチャーへの投資を拡大している。
シンガポール企業庁の最高経営責任者補佐であるサトビンダー・シン氏は「アジア太平洋地域で市場の回復と新たな需要の拡大に一層の好機である2021年9月にガステックを再び開催することを楽しみにしている」と述べた。
「LNG部門は、この試練の時期にあっても回復力を持ち続け、昨年に比べて今年はLNG取引が増加し、あるいは事業開発企業がシンガポールでプレゼンスを確立している。しかしながら、安全が第一であり、われわれはエネルギー業界のグローバルなプラットフォームであるガステック2021でLNGの同業者仲間を結集することを楽しみにしている」
シンガポール観光庁の展示会・カンファレンス担当エグゼクティブディレクターであるアンドリュー・フア氏は「COVID-19の状況に照らしてガステックを延期するという決定をわれわれは理解しており、ガステック2021の継続的な成功を支援するため彼らと緊密に協力することにコミットしている。好ましいMICE目的地としてのシンガポールの確固たる評判に引き続き確信を持っており、来年シンガポールへガステックの代表団を迎えることを心待ちにしている」と述べた。
シンガポールで9月13-16日に開催のガステック2021には、上級意思決定者、エネルギー業界のソートリーダーを含む3万5千人以上が来場し700社以上が出展する見通しで、今後数十年間の世界的なガス、LNG、エネルギー業界のアジェンダを設定する。