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FibroGenesisが線維芽細胞療法利用でCOVID-19治療に突破口(前臨床段階)

FibroGenesis
2020-05-22 11:26 796

【ヒューストン2020年5月22日PRNewswire=共同通信JBN】

*PneumoBlast(TM)がCOVID-19モデルで病状と肺の体液貯留を縮小

FibroGenesisは22日、COVID-19に似た動物モデルの肺の炎症に同社のPneumoBlast(TM)商品が有意な効果を示したと発表した。マウスの免疫系は過活性化モードに刺激され、COVID-19に類似した症状を起こす。COVID-19シミュレーションが実現すると、PneumoBlast(TM)の投与で肺の体液貯留が大きく減った。さらに、減少は、COVID-19患者の低い生存率に関係する炎症細胞の浸透やインターロイキン6(IL-6)のような化学伝達物質の抑制でも観察された。

一連の実験では、無治療対照群のマウスは肺組織の湿重量/体重比(LWW/BW)は3.7mg/gだった。COVID-19のような肺の炎症を誘発するリポ多糖類を与えられたマウスは、LWW/BW比が12.5mg/g増加した。リポ多糖類を与えられたマウスへの骨髄間葉系幹細胞(BMSCs)の投与はLWW/BW比を9.9mg/gに減らしただけだった。非常に対照的に、PneumoBlast(TM)の投与はリポ多糖類を与えられたマウス(p < .001)のLWW/BWを5.2 mg/gに低下させた。PneumoBlast(TM)はBMSCsに比べて結果が37%上回った。これは統計的に有意である(p < .005)。さらに重要なことに、PneumoBlast(TM)線維芽細胞療法の採用後、平均LWW/BW比は健康な肺の標準値に戻った。PneumoBlast(TM)使用で回復した肺と正常で健康な肺の統計的な差異はなくなった。

肺の炎症マーカーのインターロイキン6を評価すると、対照マウスのサイトカインは532.3pg/ml、対してリポ多糖類を与えられたマウスは4400.1pg/mlに増加した。BMSCsでの治療は、リポ多糖類を与えられたマウスのIL-6がわずか26%減の3317.7pg/mlだったのに対し、PneumoBlast(TM)はIL-6を896.2pg/mlに80%減らした。これは非常に有意である(p < .001)。PneumoBlast(TM)使用の成果はBMSCを54%上回った(p < .001)。PneumoBlast(TM)細胞療法の採用は、わずか24時間で正常で健康な肺の水準に炎症を減らすことにつながった。

FibroGenesisの最高科学責任者(CSO)トム・イチム博士は「この予備データは説得力があり、緊急に臨床試験に移す必要がある。当社の研究は、PneumoBlast(TM)療法がすべての検査パラメータでBMSCsを大きく上回ったことを示した。当社は前に、椎間板変性治療に同様の細胞を利用する米食品医薬品局(FDA)の治験薬承認No.18151を取得している。有望な有効性データを考慮すれば、既存の人の安全に対するデータと合わせて、PneumoBlast(TM)はCOVID-19に関連する肺疾患の患者に新たな希望を与える可能性があると強く信じる」と述べた。

FibroGenesisのピート・オヒーロン社長兼最高経営責任者(CEO)は「肺の体液貯留を劇的に減らすこの有益な結果と能力に興奮している。またもや線維芽細胞は幹細胞と比べて、より強力で有効な細胞源であるとみられる。これらのデータはPneumoBlast(TM)が炎症と体液貯留の抑制だけでなく、COVID-19ウイルスが肺に引き起こす再生損傷にも関係する作用がありそうなことを示唆する。これは望める最高の結果だ」と語った。

▽FibroGenesisについて

FibroGenesisはテキサス州ヒューストンを本拠とする再生医療企業で、ヒト皮膚線維芽細胞を利用した慢性疾患治療の革新的なソリューションを開発している。FibroGenesisは現在、椎間板変性、多発性硬化症、パーキンソン病、慢性外傷性脳症、がん、糖尿病、肝不全、心不全など多様な臨床経路にわたって200件超の米国特許と国際特許を取得、または申請中である。エンジェル投資家の資金に全面依存しているFibroGenesisは、細胞治療における次世代の医学的進歩の代表である。

www.Fibro-Genesis.com を参照。

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ソース: FibroGenesis