【エメリービル(米カリフォルニア州)2020年3月9日PR Newswire=共同通信JBN】
*Beacon(R)光流体機器用に設計されたOpto(TM) Cell Line Development 2.0ワークフローは、わずか数日で99%以上のモノクローン性を保証する複雑な抗体治療に最適な産生細胞株を生成
細胞選択のリーダーであるBerkeley Lightsは9日、Beacon機器用の新たなワークフロー、Opto Cell Line Development 2.0(Opto CLD 2.0)を発表した。従来のウェルプレートワークフローでは従来の抗体を産生するクローンを見つけるのに8-12週間かかるが、Opto CLD 2.0では優れたクローン性が保証された複雑な抗体分子を分泌する最適なクローンを1週間以内に選び出すことができる。
新しいOpto CLD 2.0ワークフローにより、Berkeley LightsのSpotLight(TM)アッセイを使用して数千のクローンの抗体産生の測定が可能である。これは抗体分子の異なる領域を標的とし、最適なクローンを選択できるように複雑な抗体分子の範囲を拡大する。スクリーンは、サイズ、生存率、細胞表面マーカーの発現といった特定の表現型を持つクローンにもかけることができる。
Berkeley Lightsのマーケティング担当上級副社長であるジョン・プロクター博士は「過去10年間で、Fc改変mAb(モノクローナル抗体)、二重特異性、多重特異性のようなユニークな治療機能を持つより複雑な抗体分子が爆発的に増えた。抗体分子の異なる領域を標的とする新たなアッセイを開発することで、Berkeley LightsのOpto CLD 2.0ワークフローは、従来型と非従来型の両方の抗体分子を分泌する最適なクローンの選択を可能にする」と語った。
Opto CLD 2.0は、Beacon機器の既存のCLD機能の上に構築されており、遅くて面倒で非効率的なプロセスが必要な従来のクローンピッキング技術で選択されたクローンと比べ、1.5-3倍高い力価のクローンをスクリーンし、選択する。細胞は、NanoPen(TM)室にクローン化された瞬間から、数日続くオンチップ培養、アッセイ測定、クローン回収を通じて視覚的に追跡できる。最適なクローンは、99%以上のモノクローン性の保証と全てのクローンの個別の視覚的記録を含む優れたデータパッケージ付きで回収できる。
Opto CLD 2.0ワークフローは、2020年6月にBeacon機器で利用可能になる。詳しい情報はhttps://www.berkeleylights.com/applications/cell-line-development を参照。
▽Berkeley Lightsについて
Berkeley Lightsは、細胞は素晴らしい!と考えている。細胞は病気の治療法、衣類の繊維、バイオ燃料の形でのエネルギー、栄養となる食物タンパク質をつくることができる。そうなると、問題は、自然がわれわれに必要な生成物を拡張可能な方法でつくれるなら、なぜわれわれはこのことをもっとしていないのか?ということである。その答えは、今日利用可能なソリューションでは、それは難しいということだ。特定のジョブに適した細胞を見つけるのには長い時間と多額の費用がかかり、次善の細胞株を選べばプロセスの歩留まりは非常に低くなる。Berkeley Lightsには、抗体発見、細胞株開発、T細胞分析、合成生物学のために個々の細胞を機能的にスクリーニングし、回収することで最適な細胞を見つけられる完全なソリューションがある。Beacon(R)およびLightning(TM)プラットフォームを含む同社の専有技術は、従来の時代にそぐわなくなった研究方法と比較してわずかな時間と費用で、細胞ベースの製品の発見、開発の速度を上げてくれる。科学者は同社のツールとソリューションを使用して、ひと目で最高の細胞を見つけることができる。詳しい情報はwww.berkeleylights.com を参照。
Berkeley LightsのBeaconおよびLightningプラットフォームとCulture Station Instrumentは研究専用である。診断手順には使用できない。
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