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Berkeley LightsがT細胞受容体発見の効率を高めるT細胞受容体シークエンシングキットを発売

Berkeley Lights
2020-03-06 15:11 6242

【エメリービル(米カリフォルニア州)2020年3月6日PR Newswire=共同通信JBN】

*T細胞受容体シークエシングキット(TCRseq Kit)で、Berkeley Lightsプラットフォームのユーザーは目的のT細胞をより効率的に特定、回収、シークエンスできる

細胞選択のリーダーであるBerkeley Lightsは6日、新たなT細胞受容体シークエンシングキット(TCRseq Kit)を発売した。TCRseq Kitによって、Berkeley LightsのBeaconおよびLightning機器のユーザーは、わずか1万個のインプット細胞しかない細胞サンプルから機能的に有効なT細胞受容体(TCR)を回収できる。Berkeley LightsプラットフォームのユーザーはTCRseq Kitで、まずBerkeley LightsのCell Therapy Development Suite(細胞療法開発スイート)を使用してT細胞の機能を特徴付けた上で、重要なT細胞だけをシークエンスできる。従って、これは、理想的な特異性を示すまれなシークエンスの特定を期待する中で、何百ものTCRの再発現を必要とする従来の手法に取って代わるものである。

Berkeley Lightsのマーケティング担当上級副社長、ジョン・プロクター博士は「単一細胞から特定のTCRのアルファ/ベータ鎖シークエンスの回収を実現し、TCRの回収率を70%超に高める先進的ツールであるTCRseq Kitの発売を発表できることをうれしく思う。当社は、顧客がBeaconおよびLightning機器によってT細胞をより良く特徴付けやすくするCell Therapy Development Suiteのツールを作り上げている」と語った。

BeaconまたはLightning機器でT細胞機能分析を実行した後、ユーザーは目的の単一ヒトT細胞を選び、同社のOptoSelectチップからウェルプレートにエクスポートする。TCRseq Kitで提供される試薬を使用して、単一T細胞からRNAが回収され、TCRアルファおよびベータ鎖のV(D)J領域が増幅される。得られたcDNAは、ユーザーがシークエンシングプラットフォームを使用してインデックスを作成し、シークエンスするための準備ができている。TCRseq Kitには、最大192の単一ヒトT細胞を処理するための試薬とプロトコルが含まれている。

TCRseq Kitは現在、購入可能である。詳細は以下を参照:

https://www.berkeleylights.com/applications/t-cell-functional-analytics 

▽Berkeley Lightsについて
Berkeley Lightsは、細胞は素晴らしい!と考えている。細胞は病気の治療法、衣類の繊維、バイオ燃料の形でのエネルギー、栄養となる食物タンパク質をつくることができる。そうなると、問題は、自然がわれわれに必要な生成物を拡張可能な方法でつくれるなら、なぜわれわれはこのことをもっとしていないのか?ということである。その答えは、今日利用可能なソリューションでは、それは難しいということだ。特定のジョブに適した細胞を見つけるのには長い時間と多額の費用がかかり、次善の細胞株を選べばプロセスの歩留まりは非常に低くなる。Berkeley Lightsには、抗体発見、細胞株開発、T細胞分析、合成生物学のために個々の細胞を機能的にスクリーニングし、回収することで最適な細胞を見つけられる完全なソリューションがある。当社の専有技術とBeacon(R)およびLightning(TM)プラットフォームは、従来の時代にそぐわなくなった研究方法と比較してわずかな時間と費用で、細胞ベースの製品の発見、開発の速度を上げてくれる。科学者は当社のツールとソリューションを使用して、ひと目で最高の細胞を見つけることができる。詳しい情報はwww.berkeleylights.com を参照。

Berkeley LightsのBeaconおよびLightning機器とTCRseq Kitは研究専用である。診断手順では使用できない。

ロゴ - https://mma.prnewswire.com/media/1078159/Berkeley_Lights_Logo.jpg

ソース: Berkeley Lights