【杭州(中国)2020年2月6日PR Newswire=共同通信JBN】化粧品メーカーのProyaが欧州諸国から購入した11万枚を超す顔用マスクが2月4日、中国湖北省の最前線の医療スタッフに届けられた。届け先は地元登録車両以外の乗り入れが制限されているため、Proyaの経営幹部が同行した欧州規格適合マスク(FFP3/FFP2:ろ過効率でN99/N95より高性能)約9万枚と使い捨てマスク2万枚を含む顔用マスクは、湖北省政府当局者の監督の下、地元警察官が誘導した。現在までに、Proyaの経営幹部は6万8000枚のマスクを同省黄岡市にある2nd People's Hospital of Xishuiに、追加の4万3880枚をHubei Charity Federationに成功裏に届けた。
新型コロナウイルス(2019-nCOV)感染拡大の中心地である武漢は旧正月の前夜に閉鎖された。その日、Proyaは疫病対策特別グループを設立した。共同創設者兼最高経営責任者(CEO)のファン・ユーヨウ氏が総監督を務め、同社は新型コロナウイルスの感染拡大の制御と防止の取り組みを強化するため、1500万人民元(約220万米ドル)の慈善公的基金を正式に設立した。Proyaは400万元を武漢市、温州市、楽清市に寄付し、11万枚以上のマスクを指定された受領者に寄贈した。同社は物資に対する国内需要に応じ、疫病のさらなる拡大の防止と制御を助けるために引き続き最善を尽くす。
▽指定寄付のために欧州から物資を買い付け
ファン氏によれば、同社のこれまでの寄付は主に現金だった。春節と重なった想定外の新型コロナウイルスの感染拡大は、中国全土で深刻な医療品不足を引き起こした。その結果、Proyaは現金の寄付に加えて物資の購入に重点を置いた。
Proyaが欧州から買い付けた11万枚を超す顔用マスクのうち、6万8000枚は黄岡市の2nd People's Hospital of Xishuiに寄付された。同市はウイルス感染拡大において武漢市に迫る深刻なレベルに直面している。2月3日の時点で、黄岡は1422件の感染が確認され、このうち210件は同市で2番目に大きな人口を持つキ水県で発生した。
マスクの買い付けは困難な作業だった。武漢閉鎖の直後、Proyaは同社の欧州ブランド代理店のディレクターであるパン・シアン氏を買い付けチームの設立のために任命した。欧州での医療防護用具の供給不足により、買い付けチームは物資を求めて多数の欧州諸国を巡らなくてはならなかった。Proyaは購入した物資が中国国内の寄付要件と病院の使用規格に合致することを確かなものとする必要があったことから、買い付け作業は一層の困難を伴った。
パン氏は「われわれは欧州各地の多数のマスクメーカーを訪問した。とりわけ、買い付け作業の中でパリからミラノへ車で移動するのに10時間以上かかった。その上、時差のため中国国内の同僚と交渉するのに徹夜で働くこともしばしばだった」と述べた。
▽遅滞ない配達を保証するためのシームレスな輸送
湖北省の最前線の医療スタッフにいかに物資を配達するかも課題であることが判明した。
中国国内および香港の銀行と寄付金回収の迅速化措置の申請、配達関連事項についての寄付受領者との交渉、中国への医療物資輸送の航空便手配はいずれもProyaの取り組みの一環である。最も迅速な通関を確かなものとするため、同社の物流スタッフは空港で待機していた。Proyaの製造施設のゼネラルマネジャーであるワン・ジァンロン氏は、円滑な配達を確実なものとするため全配達ルートを通じて物資を誘導した。Proyaのスタッフは物資が確実に遅滞なく引き渡されるよう、配達プロセスの全中継点において昼夜を問わず働いた。
各企業は直感的に企業の社会的責任を引き受け、この緊急事態にそれぞれの最善を尽くしている。ファン氏は、Proyaは同社の対応の即時性によって継続中のコミットメントを再確認していると指摘した。
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ソース:Proya