【南京(中国)2019年12月19日PR Newswire】
*中国の巨大企業が来年、1万の新店舗と8000件の雇用を創出
*「1からNへの開放とNから1への統合」戦略
中国の巨大商業企業のSuning Holdings Groupは2020年の同社戦略を公開し、同社創業者兼会長のチャン・ジンドン氏は創業30周年にあたる同年に1万の新店舗と8000件の雇用を創出し、新技術と物流のインフラストラクチャーに400億人民元(約50億ユーロ)以上を投資すると発表した。
中国民営企業トップ500社の上位3位以内に入り、年間売上高が6025億人民元(約770億ユーロ)である同社は、中国の新世代の消費者に向上した顧客体験を提供するため、スマートリテールのインフラストラクチャーへの投資を継続する。
新たな、より意欲的で裕福な消費者層の出現による消費者支出の増加、ならびに中国人口の半数を占める中小規模かつ低開発の中小都市における購買力の増加により、中国での「消費向上」は促進されている。これは、中国市場に参入しようとしている国際的なブランドに一層大きな機会を創出している。
Suning Holdings Groupのチャン・ジンドン会長は中国の洗練された中産階級の台頭に言及し「中国企業は40兆規模の消費者市場に依存している。中国の市場規模は、あらゆる海外企業がうらやみ、切望するものだ。企業がビジネスを行いたいと望む限り、その余地はある。あらゆるレベルの消費者需要により効果的に応じ、マッチすることができる企業はいずれも将来成功するだろう」と述べた。
中国経済が高速の開発から高品質の開発へ転換しており、Suningは規模と量の拡大から品質と効率の向上へと進化する。南京にある同社の広大な本社での特別会合でチャン氏は「Open from 1 to N and Integration from N to1(1からNへの開放とNから1への統合)」と呼ばれる戦略を概説した。
「Open from 1 to N(1からNへの開放)」は、業界と社会全体に力を与えるためにSuningがマルチチャンネルかつフルシナリオのカテゴリーを通じ、コアビジネスであるリテールを開放していく方法に言及している。「Integration from N to 1(Nから1への統合)」はSuningのシナリオとサプライチェーンを統合し、消費者体験に集中するためにオンラインと実店舗でのリテールを集中させ、全ての消費者に対して品質の一貫した多様なサービスを提供することを意味する。
1990年の創業以来、Suningはリテールをコア事業とし、それを中心に金融事業や不動産事業を擁しスマートリテールのエコシステムを構築してきた。商品、物流倉庫統合―ロボットとドローンを配備した倉庫を含む―、テクノロジーを含むリテールのインフラストラクチャーへの投資を継続することにより、同社は向上した消費者体験を提供することを目指している。
来年の戦略を発表したチャン氏は、Suningが現在、4400を超すRetail Cloud Store(リテールクラウド店舗)を開店していることを明らかにした。この名称は、中国の大都市外の農村地域の企業家にSuningのバリューチェーンの力を開放する、同社のフランチャイズモデルに与えられている。2019年にSuningは、37のWanda Department Storeとカルフールの中国事業の株式の80%を6億2000万ユーロで取得し、実店舗のリテール・ポートフォリオを強化した。
▽Suningについて
1990年に創設されたSuningは中国で有数の商業企業で、中国と日本に上場企業がある。Suning Holdingsは2019年、中国の非国有企業トップ500社の上位3ブランドにランクされ、年間売上高は6025億人民元(約772億4000万ユーロ)でインターネット・リテール部門のリストでは引き続き首位だった。「全ての人のために一流の質の生活を創造することにより、業界全体のエコシステムを主導する」との使命に従い、Suningは商業不動産、金融サービス、スポーツを含む複数の垂直事業で構成する企業エコシステムを通じてリテールのコアビジネスを強化し、拡大している。オンラインとオフラインリテール事業のパイオニアで主要な子会社であるSuning.comは、2017年から2019年まで3年連続でFortune Global 500のリストに入った。
ソース:Suning Holdings Group