【大阪2019年9月30日PR Newswire】
LONGi Solar Technology株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:秦超)は、9月24日、日本市場向けに次世代新技術であるシングリング技術を搭載した単結晶PERC Shingled(シングルド)モジュール「Hi-MO X」(ハイモ・エックス)の発売を発表しました。発表が行われた大阪のセミナーでは、再生可能エネルギーの専門家と共に、100人を超える業界関係者、顧客がセミナーに参加し、発電事業用、商業・産業用および住宅用設置に設計された新しい高効率・高出力のモジュールの詳細な情報を目にしました。
日本市場の太陽光発電(PV)は、FIT(固定価格買取制度)開始以前から、商業・産業用および住宅用としての設置が進んでいることから、Hi-MO XはLONGi Solarの製品ラインナップの中で最も日本市場に適した製品として位置付けています。
Hi-MO Xは、単結晶PERCテクノロジーとシングリング技術を利用する高効率のモジュールであり、20%という優れたモジュール変換効率(表側面)を達成していることと、美しい外観、出力ケーブル位置など、屋根上への設置に適した製品です。出力は、72セルタイプクラスで400Wから410W、60セルタイプクラスで350Wから360Wをラインナップしています。
フルスクエアセル(角の丸みが無い完全な正方形のセル)を複数枚にカットし、それら(サブセル)をこけら板のように一部を重ねて接続しているセル間の隙間が無い(シームレス)構造になっており、シンプルで滑らかなセル接続のラインによって光沢のあるエレガントな外見を呈しています。この革新的なデザインは更に、セル上の太陽光を遮るバスバー(リボン)による電力損失がなく、また、セル接続の新しい並列回路設計によって部分的な影が掛かった場合の発電性能低下を抑えます。そしてまた、セル1枚(サブセル)が小さいことによる電流値の低さと、セル接続のシームレス構造により、ホットスポット発生時の発熱が従来より低く、また、熱が周囲に容易に逃げます。
LONGi Solar Technology株式会社の秦超社長は「LONGiの日本法人設立以来、当社ブランドの製品とサービスは、お陰様で日本の顧客とパートナーから評価されてきました。我々はその信頼と支援に感謝の意を表明し、引き続きより高い投資対効果を生み出す高効率製品をお客様に提供して参ります」と述べました。
なお、セミナーにおいては、京都大学大学院経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座の安田特任教授は再生可能エネルギーが世界で推進される背景や日本におけるリスクマネジメントについて講演されました。また、三井住友信託銀行の五條氏は、ソーラージャーナル編集長嶋長氏との対談の中で、数多くの太陽光発電のプロジェクトファイナンスを手掛けられた経験から、他の融資との違いや重要視するポイントについてお話いただきました。
LONGi 及びLONGi Solar Technology株式会社について:
LONGi(ロンジ)は2000年設立の、世界最大の太陽光発電用単結晶シリコン専門企業です。インゴット生産から行う単結晶ウェハ事業はシェア35%の世界1位、生産能力は2018年末時点で年産28GW、2020年末には65GWへと拡張予定です。セル/モジュール事業は2014年末から開始し、昨年、モジュール出荷量は4位、単結晶モジュールでは3年連続1位となりました。その日本法人であるLONGi Solar Technology株式会社は、2016年5月に設立し、2017年秋から本格的な営業活動を開始しています。
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