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InovioとQIAGENが新しい免疫療法VGX-3100の診断検査開発で協業

Inovio Pharmaceuticals, Inc.
2019-05-17 04:02 1335

*進行性子宮頸部前がんを標的としたInovioのVGX-3100の患者選択につながる液体生検ベースの精密医療試験

【プリマスミーティング(米ペンシルベニア州)、ジャーマンタウン(米メリーランド州)、ヒルデン(ドイツ)2019年5月17日PR Newswire=共同通信JBN】

Inovio Pharmaceuticals Inc.(NASDAQ: INO)とQIAGEN N.V.(NYSE: QGEN; Frankfurt Prime Standard: QIA)は20日、Inovioのヒトパピローマウイルス(HPV)関連の進行性子宮頸部異形成治療用の免疫療法であるVGX-3100に反応する可能性が最も高い患者を特定するための診断試験を共同開発事業を発表した。この精密医療パートナーシップは、子宮頸部へのHPV感染に対する初の承認済み治療法と、同ウイルス関連の前がん性子宮頸部病変に対する初の非外科的治療法となる可能性があり、現在、2つの重要な第3相臨床試験(REVEAL 1および2)が行われている後期製品候補であるInovioのVGX-3100に焦点を当てたものである。金銭的取り決めは明らかにされていない。

Inovioの社長兼最高経営責任者(CEO)であるJ・ジョゼフ・キム博士は「当社の合成核プラットフォームを進歩させるため、われわれは常に自社の技術あるいはQIAGENのような創造的パートナーを通じてイノベーションを推進する方法を模索している。QIAGENは、同社の新規診断試験の商業開発とマーケティングの豊富な実績を、この重要な協業にもたらしてくれる。Inovioは、子宮頸部前がんを有する女性のための非外科的治療法としてVGX-3100を開発しており、われわれが発見した治療前のバイオマーカーは、VGX-3100による治療に反応する可能性が最も高い患者を特定するための的を絞った方法を提供し、製品の絶対的有効性を高められる可能性がある」と語った。

QIAGENのピアー・M・シャーツ最高経営責任者(CEO)は「HPV感染症や前がん性疾患の治療に劇的な変化をもたらす可能性のあるVGX-3100の恩恵を受けられる患者を特定するための液体生検ベースのコンパニオン診断薬を開発することで、Inovioをサポートできるのをうれしく思う。当社のサンプルから解析に至るワークフローと、免疫腫瘍の精密医療向け診断ソリューションの開発経験は、この満たされていない大きな医療ニーズにInovioが応える手助けとして非常に適している。当社のチームはHPV関連の分子試験と子宮頸がんに関して豊富な経験を有しており、Inovioと共同でこの専門知識を生かせることを楽しみにしている。このプロジェクトは、Inovioがこのユニークな分子アッセイの力に現在貢献している新しいマイクロRNAバイオマーカーの発見に取り組むためにQIAGEN Genomic Servicesを選択した発見段階に始まった協業のケーススタディでもある。プロジェクトは開発に進み、Inovioは現在、VGX-3100の規制当局への申請を2021年に行うことを目指している」と述べた。

HPVは生殖管の最も一般的なウイルス感染症で、子宮頸がんの主な原因であり、女性の間で4番目に一般的ながんである。世界保健機関(WHO)は2018年、推定57万件の子宮頸がんの新規症例と31万1000人の死亡を報告した。世界中で3億人近い女性がHPVに感染していると推定され、前がん段階に進行している症例がさらに約3000万件もある。子宮頸がんの原因の少なくとも70%が、リスクの高いHPV 16およびHPV 18の遺伝子型と推定されている。

InovioのVGX-3100は、HPV 16とHPV 18の感染症と進行性子宮頸部異形成(第3相)、ならびに外陰部と肛門の異形成(第2相)の治療に向けた臨床試験中の新規免疫療法である。VGX-3100は患者自身の免疫システムを活性化させ、手術に伴うリスクの増加なしに、HPV 16とHPV 18の感染と前がん性病変を除去する。

▽Inovio Pharmaceuticals, Inc.について

Inovioは、がんと感染症を標的とした合成核技術の発見、開発、商品化に重点的に取り組む革新的バイオテクノロジー企業である。Inovioは独自の技術プラットフォームを抗原シーケシングとDNA送達に応用し、標的疾患に対する強力な免疫反応を活性化させている。この技術は生体内でのみ機能し、標的のがんや病原体に対する強力で完全に機能するT細胞と抗体反応を、絶え間なく活性化することが実証されている。Inovioの最先端臨床プログラムであるVGX-3100は、HPV関連子宮頸部前がんの治療薬として第3相試験に入っている。また、HPV関連がん、膀胱がん、膠芽細胞腫を標的とした免疫腫瘍プログラム開発が第2相試験中で、B型肝炎、ジカ、エボラ、MERS(中東呼吸器症候群)、HIV用のプラットフォーム開発プログラムもある。パートナーおよび共同研究者には、アストラゼネカ、Regeneron(リジェネロン)、Roche/Genentech(ロシュ/ジェネンテック)、ApolloBio Corporation、GeneOne Life Science、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、Coalition for Epidemic Preparedness Innovations、米国防高等研究計画局(DARPA)、国立衛生研究所(NIH)、国立アレルギー・感染症研究所、国立がん研究所、HIV Vaccines Trial Network、ウォルター・リード陸軍研究所、ウィスター研究所、ペンシルベニア大学が含まれている。詳細は、www.inovio.com を参照。

▽QIAGENについて

オランダに本拠を置く持株会社QIAGEN N.V.は、顧客が生命の構成要素を含むサンプルから貴重な分子解析を得ることを可能にする「サンプルから解析まで」ソリューションの世界的大手プロバイダーである。当社のサンプル技術は、血液、組織、その他の材料からDNA、RNA、タンパク質を分離し、処理する。アッセイ技術がこれらの生体分子を可視化し、分析の準備を整える。バイオインフォマティクス・ソフトウエアと知識ベースは、データを読み取り、関連があり、すぐ実施可能な解析を報告する。自動化ソリューションは、シームレスで費用対効果の高いワークフローでこれらを結び付ける。QIAGENは、分子診断学(ヒューマンヘルスケア)、応用検査(主に法医学)、医薬品(製薬およびバイオテクノロジー企業)、学術(ライフサイエンス研究)で、世界中の50万以上の顧客にソリューションを提供している。2019年3月31日現在、QIAGENは世界の35を超す場所で約5100人を雇用している。

▽問い合わせ先

QIAGEN
投資家向け
John Gilardi
+49 2103 29 11711
ir@QIAGEN.com

メディア向け
Dr. Thomas Theuringer
+49 2103 29 11826
pr@QIAGEN.com 

Inovio Pharmaceuticals Inc. 
投資家向け
Ben Matone
1-484-362-0076
ben.matone@inovio.com

メディア向け
Jeffrey C. Richardson
1-267-440-4211
jrichardson@inovio.com 

ソース:Inovio Pharmaceuticals, Inc.

 

 

 

ソース: Inovio Pharmaceuticals, Inc.