【ハノーバー(ドイツ)2019年4月8日PR Newswire=共同通信JBN】
*ハノーバーメッセで産業インターネットの将来を照らす
特注のライフソリューション・メーカーのハイアール(Haier)は、28のシナリオに応じた179のスマートホーム・ソリューションをハノーバーメッセ(Hannover MESSE)に持ち込んだ。世界最大のマス・カスタマイゼーション・ソリューション・プラットフォームであるCOSMOPlatのアップグレード版を披露し、展示会のテーマである「Integrated Industry – Industrial Intelligence(統合された業界-業界の知性)」の革新的な実現を明らかにした。
2016年に初めて発売されたCOSMOPlatはハイアールが独自開発したもので、対話、研究開発、調達を含む工場プロセスとサプライチェーン全体をデジタルで統合し、個々の顧客により良いサービスを提供する。今年のアップグレードは、高度でインテリジェントなさまざまな製造技術と5Gを組み合わせてマス・カスタマイゼーションの新たな1章を開き、セラミック、農業、モーターホーム製造、金型、機械など多様な分野で、業界にとって広範なアプリケーションの可能性を持つ世界初の「smart + 5G」カスタマイズ検証プラットフォームの先駆けとなっている。多数の企業顧客に加えて、産業製品をデジタル化するためのインダストリー4.0運動の父であるヘニング・カガーマン氏や、World Economic Forum(世界経済フォーラム、WEF)のAdvanced Manufacturing Industry(先進製造業)の責任者であるフランシスコ・ベッティ氏らを含む業界をリードする数人のエキスパートがハイアールのブースに引き寄せられた。
ハイアールのブースを見学したカガーマン氏は「今、5GやAIなどの高度な技術と統合されたCOSMOPlatの最新版が達成した進歩を目の当たりにしてわくわくしている。ハイアールは大企業にサービスを提供しているだけでなく、中小企業の変革と向上に助力している。リアルタイムの更新と最適化のおかげで、より多くの顧客がより高い効率性とよりユーザー中心の経験を享受することができる」と述べた。
インダストリー4.0のテクノロジーを統合している主要なメーカーのコミュニティーである「Manufacturing Lighthouses(製造業の灯台=指針)」のWEFネットワークに中国企業として初めて選出されたハイアールは、今回の展示会を利用して、ボッシュ、Phoenix Contact、Rold、Sandvik、Tata SteelとともにWEF Lighthouse Factory Forumを共催した。これらの企業は、規格、テクノロジー、能力、セキュリティーなどに関する業界基準を設定し、実行することを目的としたLighthouse Program Hannover Initiativeを共同で発表した。この提携のリーダーとして、ハイアールのCOSMOPlatは、イニシアチブを促進し育成するために自身のオープンエコシステムを利用する予定だ。
現在までにCOSMOPlatは中国東部・北部にわたる6地域の12の実証拠点で、異なる産業のための15のサブプラットフォームを開発してきた。このモデルはさらに20カ国で導入されており、衣服、食品、住居、旅行、健康、教育その他の業界を変革し、世界のユーザーがマス・カスタマイゼーションがもたらす向上したライフスタイル体験を享受できるようにしている。
▽ハイアールについて
Haier Home Applianceは世界ナンバーワンの家電ブランドで、世界市場シェアは10.5%である。同社のブランドには、ハイアール、Casarte、中国のLeader、米国のGE Appliances、ニュージーランドのFisher & Paykel、日本のアクアなどがある。どこの顧客にも相互接続されたスマートホーム体験を提供することを目指し、ハイアールは開かれた起業家プラットフォームへと変革を遂げつつ、製品とサービスを向上させ続けている。詳細は、http://www.haier.net/en/ を参照。
ソース:Haier Home Appliances