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InovioがINO-5401とRegeneronのPD-1阻害剤を併用した膠芽腫(GBM)の免疫腫瘍試験で登録を完了

Inovio Pharmaceuticals, Inc.
2019-04-01 19:45 1313

【プリマスミーティング(米ペンシルベニア州)2019年4月1日PR Newswire=共同通信JBN】Inovio Pharmaceuticals, Inc.(NASDAQ: INO)は1日、新たに診断された膠芽腫(GBM)患者に対する第1/2相免疫腫瘍試験が予定より3カ月早く登録を完了したと発表した。52人の患者を対象とする試験は、GBMで発現する複数の抗原をコードするInovioのINO-5401 T細胞活性化免疫療法と、IL-12をコードする免疫賦活剤INO-9012を、Regeneron Pharmaceuticals(リジェネロン・ファーマシューティカルズ)がSanofi(サノフィ)と共同で開発したPD-1阻害剤であるcemiplimab-rwlc(Libtayo(R)またはREGN2810としても知られる)と併用し、評価することが目的である。この試験情報は1日、アトランタで開催中の米国がん学会年次総会の第1-3相試験中セッションで発表される。

Inovioは、安全性、免疫学的影響、無増悪生存期間および全生存期間を評価する本試験の中間結果を今年末までに報告する予定(www.clinicaltrials.gov 、identifier NCT03491683を参照)。

Inovioの社長兼最高経営責任者(CEO)であるJ・ジョセフ・キム博士は「当社の革新的な併用試験に参加してくれた患者とその医師に心から感謝する。これは、当社のT細胞生成療法をPD-1/PD-L1阻害剤と併用することで、GBMやその他複数のがんに対する免疫療法の全体的有効性を向上させる、Inovioのがん併用戦略にとって重要なステップだ。われわれは既に、頭頸部がん第1相臨床試験で、InovioのT細胞生成免疫療法MEDI0457とチェックポイント阻害剤の併用が、2年を過ぎてもがんのない完全奏効を得た患者2人を生んだことを明らかにしている。われわれは今回のGBM試験で、10年以上に渡って標準治療も臨床転帰も臨床的に有意な変化をしていない疾患に直面している患者の全生存期間を伸ばすことを目標としている」と語った。

InovioはMEDI0457(HPV関連がん用)でアストラゼネカと臨床パートナーシップを組み、INO-5401(膀胱がんとGBM用)でRoche/Genentech(ロシュ/ジェネンテック)およびRegeneronとの共同研究を行っており、それぞれチェックポイント阻害剤を併用したInovioの免疫療法の臨床評価を提供している。特に、INO-5401の共同研究は、抗原特異的キラーT細胞を生成するINO-5401とT細胞活性を増強するチェックポイント阻害剤という2つの免疫療法を併用する、強力な科学的根拠に基づいている。

▽膠芽腫について

膠芽腫(GBM)は、最も一般的かつ攻撃的なタイプの脳腫瘍であり、患者、介護者双方にとって依然として悲惨な疾患である。過去10年間に限られた数の新規治療法が承認されたものの、その予後は極めて悪い。標準治療を受けている患者の全生存期間の中央値は約15カ月で、平均5年生存率は5%未満である。

▽INO-5401について

INO-5401は、InovioのhTERT、WT1、PSMA用SynCon(R)抗原を含有しており、チェックポイント阻害剤との併用で強力ながん免疫療法となる可能性がある。国立がん研究所は既に、重要ながん抗原リストの中でhTERT、WT1、PSMAを強調、がん免疫療法開発にとって優先順位の高い抗原に指定している。これらの3つの抗原は、様々なヒトのがんにおいて過剰発現され、しばしば突然変異することが知られており、これらの抗原を標的とすることでがん患者の治療における有効性が証明される可能性がある。

▽Inovio Pharmaceuticals, Inc.について

Inovioは、がんと感染症の治療と予防を変革するDNAベースの免疫療法とワクチンの発見、開発、商品化に重点的に取り組む後期バイオテクノロジー企業である。Inovioは独自の技術プラットフォームを抗原シークエンシングとDNA送達に応用し、標的疾患に対する強力な免疫反応を活性化させている。この技術は生体内でのみ機能し、標的のがんや病原体に対する強力で完全に機能するT細胞と抗体反応を、絶え間なく活性化することが実証されている。Inovioの最先端臨床プログラムであるVGX-3100は、HPV関連頸部前がんの治療薬として第3相試験に入っている。また、HPV関連のがん、膀胱がん、膠芽細胞腫を標的とした免疫腫瘍プログラム開発が第2相試験中で、B型肝炎、ジカ、エボラ、MERS(中東呼吸器症候群)、HIV用のプラットフォーム開発プログラムもある。パートナーおよび共同研究者には、アストラゼネカ、Regeneron(リジェネロン)、Roche/Genentech(ロシュ/ジェネンテック)、ApolloBio Corporation、ウィスター研究所、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、ペンシルベニア大学、パーカーがん免疫療法研究所、CEPI、米国防高等研究計画局(DARPA)、GeneOne Life Science、Plumbline Life Sciences、国立衛生研究所(NIH)、HIV Vaccines Trial Network、国立がん研究所、ウォルター・リード陸軍研究所、ドレクセル大学、ラバル大学が含まれている。詳細については、www.inovio.com を参照。

▽問い合わせ先

投資家向け

Ben Matone

484-362-0076

ben.matone@inovio.com

メディア向け

Jeff Richardson

267-440-4211

jrichardson@inovio.com

ソース:Inovio Pharmaceuticals, Inc.

ソース: Inovio Pharmaceuticals, Inc.
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